今日の気になる日本語

   

不起訴は無罪と同一か問題

私人逮捕系ユーチューバー不起訴 盗撮男性への恐喝未遂容疑 横浜地検
コメ主

不起訴と言っても、罪を犯していないとは限らない。被害者との示談により取り下げもあれば、起訴の可能性を残す起訴猶予としていることもある。
場合によっては、不起訴理由の開示も必要ではないだろうか?
不起訴後に再犯の可能性もある。
その場合、初犯という扱いになってしまうのだろうか?

これに対して

コメ主の感情論には付き合ってられんな。
不起訴ってことは、裁判所が無罪って言ってるのと同じ。

コメ主の理論だと、冤罪で逮捕されてもその時点で犯罪者ってことになるわな

不起訴なので裁判所はノータッチなので無罪と言っているのと同じではない。これはさておき次のロジック

「冤罪で逮捕されてもその時点で犯罪者ってことになるわな」

要するに言わんとしていることは
逮捕される→犯罪者 逮捕されればそれだけで言わば有罪なのだと、それはおかしいだろと。
そこでコメ主の発言を振り返ってみよう。

「不起訴と言っても、罪を犯していないとは限らない。被害者との示談により取り下げもあれば、起訴の可能性を残す起訴猶予としていることもある。」
不起訴→必ずしも無罪ではない ということだろう。とは言え、この発言は不起訴であっても有罪であるとは言っていないし、ましてや逮捕されたからと言って有罪であるとも言っていない。
罪を犯してはいないとは限らないという発言から、これを不起訴だからといって無罪ではない、有罪だという前提で発言しているに違いないと考えて返信コメントをしているように見受けられる。
もっとも、不起訴後に再犯の可能性という表現からは当然犯罪を行ったということが前提の発言なので確かに逮捕されたら犯罪者だと思っていると捉えるのも分かる。
しかし、この場合逮捕されたから犯罪者だと思っているというよりは、当該行為が犯罪であろうがなかろうが良くない行為で否定的に捉えているのだろう。
それを再犯という言葉で表しているにすぎないように思う。
少なくとも逮捕されたから犯罪者だと捉えているのではなく、むしろ逮捕されなくても犯罪のような迷惑行為を行っていると捉えているのであろう。

大谷翔平違法賭博送金事件

地元局が大谷翔平が送金を知らなかった可能性を指摘 専門家が証言

知らなかったは言い訳になら無い。
知らない事も罪。
自己管理の欠如です。
言い訳で良く聞くのが逃げ口上の様に
「知らなかった」と言う人がいます。
例え知っていても知らなかったと言いば許してもらえると思ったら大間違い

これはもはや言及する必要もないだろうが。
送金をした、それ自体が何らかの罪になるのであれば確かに勝手に送金された、知らなかったという言い訳で罪を逃れようとしているというのも分かる(実際ホリエモンあたりは送金しただけでもマネロンとか何らかの法律に触れる可能性があるとか、ある専門家は違法賭博の債権回収に手を貸したとみなされる可能性に言及していた)。
このコメ主のロジックは言わばこのような事を前提にした発言ならむしろ理解できるが、単に知らなかったと発言したこと自体への批判であれば的を射ていない発言だろう。
「知らなかったと言えば許されると思ったら大間違い」別に許してもらう必要もない。なんせ自分のお金なわけだし、なんの法律にも触れなければ誰にも迷惑はかけていないのだから。

ペットの販売禁止問題

宮崎市の「巨大生物」その全貌が明らかに "外来種"か?「何も悪意なくここにたどり着いて、自分の力で生き延びている」
コメ主

外来種はもとより、ペット販売なんかこれから全部禁止にすれば良い。
無責任な飼い主が意図的に捨てる・放し飼い・脱走によるトラブル、そして野生化して見つかりゃ殺処分だの。
これだけ色んな弊害があって、動物にも生態系にも迷惑やリスクを負わせ、それでもまだ「人間様の自由の侵害だ」とか言うのかな?
どうしても見たいならyoutubeで見てるか人間がその土地まで行けば良い。
人間にはそれができる。動物にはそれができない。

これに対して

ペットに対し、悪い部分だけを強調し過ぎている。
ペットに救われる人は多くいますよ。

ペットの悪い部分を強調しているのではなく、飼い主が無責任に捨てたりすることの弊害を言っているのでまず前提が間違っている。
そしてペットに救われる人が多くいるかもしれないが、それこそそれは人間のエゴと言えなくもない。
なぜ、人間の一方的な都合の為に動物が自由に売り買いされなければいけないのか?ペットに救われる人が多いからという理由は人間から見た意見でしかない。
極論すれば必要なくなったペットは捨てても構わないとなりかねないロジックである。

未知の成分という日本語のロジック

速報】未知の成分は「プベルル酸」か 小林製薬「紅麹」サプリ問題「青カビからつくられる天然化合物」混入の可能性が高い工場は既に閉鎖

小林製薬の「紅麹原料」を使ったサプリメントで「腎疾患」などの健康被害が相次いている問題を巡って、小林製薬は「紅麹原料」に含まれる「未知の成分」が腎疾患の原因となった可能性を否定できないとしています

未知の成分などと言われると、この地球上で今まで発見されていなかったような成分なのかと考える人も多いはずである。
実際、政府の会見でもその点についての質問があったようで、この点、官僚の人たちは地球上で発見されていないような成分という意味ではなく、製造過程で使用していないような言わば自分たちのあずかり知らないような成分の意味だと理解しているような趣旨だった。
恐らく小林製薬の担当者はまさにそういう意味で未知の成分という表現を使ったのだと思われる。とは言え、正式な記者会見の場で、この言葉を使ってしまうのは小林製薬という会社の見識が疑われてしまう表現方法だろう。
実際に政府の記者会見で質問をしていて記者も小林製薬の分析能力に疑問を呈すような発言をしていた。物理的な分析であってもそこには推論があろう。推論するためにはきちんとしたロジックが不可欠だろう。言葉の使い方だって重要なはずである。
自分たちが知らない成分だからと言ってそれを未知の成分などと表現してしまうと誤解を招くことなど容易に想像がつきそうであるが、そのようなことに注意を払わない。いやそもそも分からなかったのだろう。
記者会見をする前に綿密な打ち合わせをするはずなのに誰も指摘しなかったのか。いや、そういうことさえなかったのか。
このあたりに危機管理の意識の低さを感じるのだが。




 - 素朴な疑問