未成年とのセックスは愛があれば許されるのか?あるスキャンダルの覚え書きを見て悩む

   

「あるスキャンダルの覚え書き」という映画がテレビでやってたので暇つぶしに見ました。ええ、テレビでやってなかったらお金出してまで見てないと思います。

中年女教師と未成年の男子生徒との不倫を中心にそれを語るさらに年配の女教師の話。

アメリカで実際にあった話を元にしているらしい。確かテレビで見たことがある。

この映画を見た人の感想で結構多かったのが15歳の子供に中年のおばさんが夢中になる感情が理解できないと。

私は女性ではないのでよく分かりませんが、中年の男が15歳の女の子に夢中になるのはよくよく理解できます、笑

実際、このお話、少年の人格的な良さは何一つ描かれていないのになぜ好きになったのかさっぱり分からない。結局若い肉体に溺れただけにすぎないように描かれています。関係がバレそうになると、少年はこれまでの態度を一変させて中年女教師から逃げようとするのがセツナイ。

バーバラというお婆ちゃん教師(定年前なのでお婆ちゃんというほどではないが)はどうやら男とは一度もお付き合いをしたことがないご様子、このバーバラの独白を通して物語は展開。
少年と関係をもつアラフォーの中年女教師シーバ、結婚して子供がいるが、子供はダウン症。旦那とは不倫?の末に結婚らしい。だから旦那とは結構年齢が離れている。

バーバラおばちゃんは孤独がゆえにこのシーバと友達になりたい(ちょっとレズっ気があるのかもしれないが、直接的な表現はない)らしい。以前同僚の女教師にストーカー行為を働いていたようで接見禁止命令が出されていたことが後に分かる。親切そうな顔をしてよってくる人にご用心・・・

バーバラおばちゃん、恐らく誰からも相手にされない偏屈な女であることがすぐに分かってきます。
シーバと友達になりたいという感情が性的な意味からきているのかどうかは判然としないが、いつもシーバ含めて他人や世の中の事を批判めいた口調で日記に綴っていることから伺える。友達になりたいと思いながら陰では文句を言ってしまう。

世の中を斜めに見る習性とでも言うのだろうか?いや、ある意味こんな大人になりたくない!と思っていたら実は自分がなっていたという現実を現実として認識しながら、それは自分が悪いんじゃなくてお前らがバカだからだ!と2ちゃんねるの掲示板あたりに書きこんでしまう人たちとあまり変わらないのかもしれない。

そういった鬱屈した人生観をスキャンダラスな実話を題材にしながら映画にした感じでしょうか。もはや中年の女教師と生徒の性的関係よりも欲望の赴くままにいい思いをしている人たちへの嫉妬と妬みの関係性への映画になっているようです。

シーバと男子生徒がやりまくっているのを目撃してそれをバラさずに自分はあなたの味方ですと装って距離を近づける事に成功するバーバラおばちゃん。

やっとシーバと念願の友達になったと思ったバーバラだったが、自分の飼い猫の死の弔いに付き添ってくれなかったシーバに逆切れし男子生徒との淫行をバラしちゃいます。

バーバラおばちゃんが一番気持ち悪いんですが、このシーバという女性も結構気持ち悪いです。
男子生徒のことを本気で好きだったわけでもなく、特に結婚生活に不満だったわけでもなく、恐らく欲望の赴くままに関係を持ち、更にバーバラには生徒とは別れると約束しながらも関係を持つという淫乱さ。ポルノです(笑)
おっぱいはでてきませんけどなんか地べたで少年から腰振られてアンアン喘ぐシーバ先生。エロすぎです。

でもなんか気持ち悪いです(笑)。映画とかアダルトビデオで見るのと違って現実で自分の嫁とか彼女とかがこんなことやっているとすると、めっちゃ気持ち悪くなりませんか。
つまりこの映画そういう意味でなんかめっちゃリアリティがあるんですね。
こんな人結構いそうというか、リアルにみんなそうなんだろ?と思います。例えば40歳の中年男性が15歳の女子生徒から言い寄られたら?貴方だったらどうします?ばれなかったら、いやバレたっていい、人生どうなったって構わないと(そこそこ可愛い子に限る)。芸能人が不倫して叩きまくるけど、自分が不倫しても、好きになった人がたまたま結婚していただけと嘯く人が多いこんな世の中。シーバ先生を批判する人も一皮むけば同じ穴の狢なのかもしれません。

みんなに関係がバレて、旦那さんから言われるんです。

「みんな若いのがいいのに決まってる!それを理性で抑えてるんだぁあああ!!!」
ですよね笑。仰るとおりですよ。そう言ってる旦那さんも確かシーバが20才の時に不倫?してたんじゃなかったですけ?なんか毎日毎日体を求めてきたとかなんとか、そりゃあ20歳のシーバ=ケイトブランシェットの体は貪りますよね、わかります。

みんな気持ち悪いんですよね、なんか(笑)一見するとごく普通の幸せな家庭ですが、実はそうでもないと。

みんなに関係がバレたのが実はバーバラおばちゃんの仕業だと気付いたシーバ先生がバーバラを罵倒するんですが、

「あんたなんか本当の愛を知らない!同僚からも相手にされない孤独な人間!!」
そういう自分は自分の欲望の赴くままに少年と肉体関係を持ってしまいますが、愛ってなんでしょうか?
バーバラのせいで自分は服役するかもしれないと責任転嫁するシーバ。しかし、バーバラおばちゃんは黙ていてあげるからその代わり別れなさいよって言ってたんですよ。性欲に負けて別れることができなかったシーバ先生。

そして一番おいしい思いをしたのはこの男子生徒。
言葉巧みにシーバに近寄り、毎日毎日マンツーマンで勉強を教えてもらいます。オヤジに虐待されていると、同情を誘ったり、クリスマスにわざわざ家まできてプレゼントを渡すあたり素人とは思えません。なんとなくいけない事だと感じたシーバ先生は個人授業を拒否しますが、今度はシーバにつきまといます。普通だとストーカーですが、自分が好きな相手だとストーカーにはなりません。
シーバさん逆に有頂天です。久しぶりのトキメキ、胸キュンです。自分の娘と同じくらいの年の少年に言い寄られるなんて嬉しすぎます。やっちゃいます(笑)陥落・・・
しかし、関係がバレそうになるとあっさり少年に拒否られます(笑)おばさんびっくりです。少年のお父さん、実はむっちゃいい人でした(笑)子供に手玉にとられるべくしてとられたシーバおばさん、悲しすぎます。

でも、15歳のときに40歳前後の女性ってどうでしょうか?
回答・人による

この映画、中年女教師と少年の恋愛映画としても描けたのに敢えてこういうドロドロのドラマに仕立てあげられております。

特にバーバラおばちゃんを通して、一見幸せそうなどこにでもある中流家庭が実は肉欲の塊だったりすることをさらけ出させて奇麗事では片づけさせなかった点。

結局世の中セックス中心に回ってるってことでしょうか(笑)

ちなみに元となった事件では教師と生徒は結婚したらしいです。結婚までいったから純愛で片をつけられるでしょうか?元となった事件のほうが実は過激ですね(少年は当時小学生らしい、女教師は妊娠)

メアリ・ケイ・ルトーノー事件

めっちゃ美人ですね。私もアメリカの小学生に生まれたかったです(笑)
最終的に結婚したから純愛っぽく見えますけ話を掘り下げてきくと肉欲の塊っぽく見えますね(笑)。そういったことをこの映画は描きたかったのかもしれません。

その後のメアリ・ケイ夫婦→http://news.nicovideo.jp/watch/nw1583295




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