アメリカのお笑いは映画やドラマ~シリコンバレーを無料で見る

   

アマゾンプライムでシリコンバレーを一気見して思ったのは、日本で言うコントのようなことをアメリカでは映画やドラマでやっているんだなということ。

シリコンバレーは文字通り、シリコンバレーで起業を目指している若者たちのお話です。
同じような話にスタートアップというのがありますがこちらはかなりシリアスですのでまったく毛色が違います。

スタートアップはギャングや犯罪が絡んでいて純粋な起業の話ではありませんが、シリコンバレーは起業によくありがちな話がてんこ盛りです。
また、IT企業にありがちな部分(成功したIT企業は新興宗教みたいとか)をよく描けています。
小ネタも多くて、プレゼンする時に吹き替えが小学生や中学生のよくありがちな変なイントネーションとか(ドランクドラゴンの塚地さんのやるような感じ)くすくす笑えるものも多いです。
出資を断られ続けて、逆に強気に出たらうまくいくんじゃないかと相手をクソみそに罵倒しまくったらどんどん出資が集まるとかコントによくありそうなことが多く、それがまたうまい具合にストーリーに絡められ、しかもそんなにうまくいくわけないというオチもあり、しかもそのオチもオチではなくそのまま話がつながっていきます。
革新的な技術を持っていてもそれでビジネスで成功するのとは次元が違うという点がうまく描かれており、スティーブジョブスとウォズニアックがよく引き合いに出され、主人公の立ち位置もそれを模したもののように感じます。
ベンチャー企業にありがちな社内体制の不備や、サークル的なノリからどうやってきちんとしたビジネスをやっていくのか。
みんな勝手に仕事をやっているのでやっている事が重複したりしてなかなか仕事が進まずに、スクラブを取り入れようとするとMBA方式で洗脳しようとしてるんだろとか、現代社会でもてはやされていることを揶揄したような表現が随所にあります。
一気に成功するわけでもなく、細かい紆余曲折(住宅地で会社をやっているので近隣住民から訴えられそうになるとか)がありなかなか飽きさせることがありません。
また、当初仲間に女性がいないのでほとんど浮いた話がないというのも逆に新鮮です(その代わりアメリカ映画ですからドギツイ下ネタはありますが)。




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