日大に見える大学という既得権益～アメフト内田前監督の報酬にビビる
日本の大学には私立大学であっても税金が投入されています。
今、話題の日大には150億円という莫大な金額です。http://biz.searchina.net/id/1659966?page=1
日本の将来を担う学生さんたちの為に使われるのなら致し方ありません。
しかし、大学職員はかなりの高給取りです。また大学教授も高給取り。大学の講義の半分くらいは非常勤の講師さんが200万～300万で担っているそうです。教授さんはその5倍ほどは貰えるそうです。
日本大学の常務理事ともなればなんと年収1600万ほどになるそうです。https://www.daigaku-syokuin.com/entry/2018-05-21-1300/
内田さんは解任ではなく辞任なので恐らく退職金は満額支払われるでしょうね。
なぜ解任ではなく辞任を許したのかは知る由もありませんが。
昨今、大学を卒業してから奨学金の返済にかなり苦労をしている人たちが多いと言われています。
大学生は勉強よりもバイトに精を出し、奨学金を借りて大学に行き、大学は補助金を貰い、大学職員は高給を約束される。非常勤講師が中核をなしているにもかかわらず正規の教授との間には超えられない格差がある。
搾取や格差を土台とした大学を出た人たちが中核をなしていく社会はありとあらゆる分野で、搾取や格差を再生産していくでしょう。テレビでこのような社会を批判している人たちも実はその恩恵に預かって生きていたりします。
体罰やしごき、パワハラを是として教育を受けてきた人たちが中核をなしていくスポーツ界ですからパワハラもなくなるわけがありません。
今回仮に問題となっていなければ、この類のことは当たり前として続いていくわけで、おかしいことをおかしいと声をあげた人たちは世の中の趨勢からは排除されていく日本という社会は、外部からの圧力がなければなかなか変わることができないのでしょう。