久しぶりの閃輝暗点 ジョギングとお風呂と血管拡張

   

昨夜、ジョギングをして帰ってきてから風呂に入ってテレビを見ようとしたらなんだかテレビが見えにくい。
もしや・・・やはり閃輝暗点だった。
片頭痛日記をみると前回の発症は昨年の5月なので実に約10か月ぶりである。片頭痛が頻発するようになってからもっとも間隔が長かった。
今回もジョギングが一つの契機になっているのかもしれないが、風呂からあがると軽い立ち眩みに襲われたのでこれも原因の一つだと思う。

片頭痛の場合血管が一旦収縮したのちに欠陥が広がるそうでその時に頭痛がするらしいが、

立ち眩みの原理
湯船に浸つかることで体が温まり、血管が拡張して血流が豊富になっているのと関係があるのです。このままでは、血液は拡張した血管の方に移動してしまいますので、脳への血流が減ることになります。しかし、浴槽の中では静水圧(水の力)があるため体が圧迫され、血管にも力が加わり、心臓へ普段より多めに血液が戻ってくるようになります。ここまでは何度か解説しています。

 心臓に戻ってきたいつもより多めの血液は、今度は全身へ回るので、その時、脳にも十分な量の血液が流れてくることになるのです。この状態で湯船から急に立ち上がると、静水圧が急になくなるため、重力の影響で血液は拡張している下肢の血管に留とどまってしまい、一気に脳の血流が減ってしまうのでクラッとくるのです。いわゆる立ちくらみですね。お風呂から出た後もしばらく血管拡張が続きますので、立ちくらみには十分気を付けてください。

 立ちくらみ防止には、湯船から出る時は、はうようにして頭を低くして出ることが効果的です。また、入浴後、やや冷ための湯を膝から下へかけて全身の血管を収縮させることで、立ちくらみ防止になります。

>この状態で湯船から急に立ち上がると、静水圧が急になくなるため、重力の影響で血液は拡張している下肢の血管に留とどまってしまい、一気に脳の血流が減ってしまう

なるほど、脳の血管がこれで一旦急激に縮小していたのだな。。。そして、それが元に戻ろうと拡張したときに閃輝暗点が発症すると。
とは言え、ジョギングからの風呂が原因の場合はそれは一時的な現象なので拡張した血管もすぐに普段の状態に戻ることが予想される。従って、所謂片頭痛までには至らなかったと思われる。
そう考えると、片頭痛が持続するのは結局のところ血管が拡張しっぱなしで痛さが持続してしまうのだろう。よって、血管を収縮させる=普段の状態に戻せば痛さもなくなるということになる。トリプタンは血管を収縮させる効果があるということからもそれが裏付けられる。

閃輝暗点とコーヒー
コーヒーは血管を収縮させる効果があるという。コーヒーというよりはカフェインだろうか。
以前はコーヒーを飲みまくっていたが、これは常に血管を収縮させていたという効果があることになる。そうすると、血管が普段の状態に戻ろうとすると、というよりも常に体の反応としては戻ろう、戻ろうとしていたわけで、閃輝暗点が発症しやすい状況を自ら作り出していたとも言える(笑)
カフェイン抜きをして最初の半年から1年はさほど目立った改善は見られなかったが、これはやはり、片頭痛は複合的な要因が絡み合って発症しているから当然であろう。しかし、カフェインが片頭痛頻発の大きな理由であったことはこれらの情報から確証は高い。

ジョギングと閃輝暗点
ジョギングそのものは血管の拡張効果があるため、極論すればジョギングすればするだけ閃輝暗点が発症しやすくなる、ことになる。

これらを踏まえると、普段の血管の状態から極端に収縮したり、拡張させることを極力回避すれば、精神的な要因は除いて片頭痛の発症はかなり抑えられるのではないか。
片頭痛日記をみると7月とか8月の発症記録は相対的に少ないのでやはり冬場など寒暖差が激しい時は血管収縮も激しいのだろう。




 - 片頭痛とか ,