ヤフーニュースにコメントする人たち～ウォーレンバフェットは本当に善人か？
有名な大富豪ウォーレン・バフェット氏がまた莫大な寄付をしたとヤフーニュースに出ていました→バフェット氏、3600億円超を慈善団体に寄付 12年目で過去最大に
さてヤフコメにも様々な意見が寄せられていました。少し気になるものがあったので取り上げてみたいと思います。
＞寄付を受けた団体の慈善事業により助かる人がいる
自分の稼いだお金を自分の車や家や食べ物よりもそちらに使ったということに対し
どうしてこうも僻みや乞食みたいな発言が多いんだ＞トランプに税金使われるよりゲイツを選んだんだろ
＞世界で尊敬されてるひとの上から何番目に名前が常に上がる人なのにね。ビル・ゲイツの盟友だし。
無知って悲しい。新聞くらい読もうね。ネットとテレビだけではあまりにも偏りますよ。＞バフェットは、トランプの何百倍も金持ちだが、住んでいる家は、ちょっとした高級住宅街のちょっとした高級な家で、億万長者の生活とは程遠いそうだ。別荘も持っていない。何故もっとよい生活をしないのかと聞かれて、家はひとつあれば十分だし、この家は夏は涼しく、冬は暖かいので、満足してる、と答えていた。
こんなカッコいい人が世の中にいるかね？
概ね、単なる税金対策、それに対して税金対策としか考えられない人は卑しいバフェットカコイイという二つの意見に分けられるようです。
バフェット氏がどのような考えで寄付をしているのかは知る由もありませんし別に知りたくもないですが、寄付している先が自分の親族だったり、ゲイツ財団という自分が理事をしているところだったりするのは事実ですね。また、税金対策なのかは分かりませんが寄付をすると税金がかからない、というのも紛れもない事実のようであります。
実際に数兆円の株式を相続させるとなると恐ろしいほどの税金が国家に徴収されるわけで、
＞トランプに税金使われるよりゲイツを選んだんだろ
というコメントは案外的を射ているのかもしれません笑
また、現金を寄付せずに株式を寄付しているのもミソらしく、寄付した額を助成金に使うという条件があるものの、株式を運用してその利益を得る事が出来るので財団の資産規模はどんどん大きくなっていく可能性もあるらしい。
財団を支配している理事などを自分の親族で固めることにより合法的に自分の莫大な資産を一族に受け継がせる事ができるわけで、果たして本当に純粋な意味で世の為人の為なのかは多少疑問を持ってみたほうがいいでしょう。
最近ふるさと納税などで日本でも寄付するということが身近になってきたかもしれませんが、個人の寄付額がアメリカに比べると100分の1くらいだったと思います。
アメリカさんの場合は一人で何兆円も寄付する人がいるので当然それくらい差がでても不思議ではありませんよね。
それに税制の問題があります。寄付しても税金で持って行かれる場合がありますし、減免される条件もかなり厳しいようです。
そもそもアメリカのほうが貧富の差が大きいからこそ寄付が出来る大金持ちが多いとも言えますし、これに対し、いや、そんなに金持ちではなくても個人が寄付する文化が欧米にはある、というようないかにも日本人は見識が低いかのような意見も見受けられますが、どうでしょうか。
今は多少違うかもしれませんが、日本の場合は儲かったら高い税金を課して国家が所得の再分配をやり、欧米ではいや特にアメリカでは所得の再分配を国家がやらずに民間（金持ち）がやると。
ただ、よくよく考えると自分の子供とかに財団つくらせて、そこに寄付するって事実上の生前贈与なわけで、それで税金免除ってもはや税金ってなんなんすかね笑・・・
さすがアメリカですね～