アパホテルの書籍問題から見えること

   

アパホテルの客室に備え付けてある書籍が問題になっていますね。
以前ビジネスホテルに置いてある聖書について取り上げましたが→意味もなくホテルに泊まり聖書を手に取ったあなたへ
聖書自体は寄贈されているものだと思いますが、じゃあなぜわざわざ聖書を置くのでしょうか?
差し障りのある書籍や広告の類は頼まれても置かないでしょう。しかし聖書は部屋に備え付けておく。
その聖書に対して、他の宗教の信者の方からのクレームとかないのかな?ちょっと疑問に思いました。

さて、アパホテル、私も利用したことがありますが以前その利用感を少しだけ記事にしました→佐賀のビジネスホテルはどこがいいか自己解決した件
あれ以来利用してませんが部屋に書籍が備え付けてあるのさえ気づきませんでした。なんだか惜しいことをした気分です笑
また泊まりに行ってみようかしら 笑

どんな書籍が置いてあるか検索したところアパホテルさんが公式に見解をだされていました→客室設置の書籍について

一部要約抜粋しますと
『指摘のあった書籍は、グループ代表の元谷外志雄が「藤誠志」のペンネームで月刊誌『Apple Town』に連載している社会時評エッセイを1年分まとめたもの、日本語の他に、英語訳もある』

なるほど、グループ代表の書いたものを置いているわけですね。なぜわざわざ当該書籍を置いているのか、という点につき疑問が解けました。有難うございます。
他に記載されている説明としては書籍問題についての見解ではなく、南京大虐殺についての説明、見解が記載されています。

歴史的な事実と、またその事実に対する見解、解釈というのは立場によって変わってくる部分が大いにあるでしょう。
人が何人死んだかという数字は正確に出すのは難しい部分もあります。

ただ、今回問題となっているものはそういった部分なのか?なぜ当該書籍を客室に置いているのが問題なのか?そういった点についての釈明が一切なされていないのが気にかかりますね。
民間の一営利企業ですから、その客室にどのような物を置こうが構わないと思います。それが嫌だったら我々利用者は利用しないだけですからね。問題ない、気にしない人は利用するでしょう。
私のように、フロントの人がなんとなく事務的だから、という理由だけで利用しない人間だっているわけですから笑
ほんの一部のクレーマー的な人間の意見なんか取り上げていられない、企業経営上あると思います。

以前フジテレビの社長さんだったと思いますが、「嫌なら見なくていい」みたいな発言をしたことがあったと思います。思うに、我々一般の利用者側の人間がそれを言うのは構いませんが、商品やサービスを提供する側の人間が果たしてそれでいいのでしょうか?
嫌だと思う人間が一部しかいないとしても、その嫌だと言っている声にまったく耳を貸さないような経営姿勢の企業はいずれ綻びがくるのではないか。フジテレビの凋落を見てなんとなく思うのでした。




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