125ccも原付扱いをミスリードする弱小ブロガー

      2023/09/16

125cc以下も原付き扱い 出力制限条件、警察庁検討 新排ガス規制で業界要望

原付免許で125ccも乗れるようになるのか、ラッキー
ではなく、
125ccも原付1種の規制をして原付免許でも乗れるようになる
だけなので、今まで通りの30キロ規制などは残るようである。

なぜ、こんな意味不明なことをしているのかというと
「125ccバイクを50ccとして供給可能に」業界訴え 終焉近い日本独自の50cc 残す方法を模索
「排気ガスの有害物質の除去は、マフラー内部にある触媒を通じて行いますが、4次規制に適応するためには、触媒を300度以上の高温にする必要があります。50ccクラスで適温にするには、エンジン始動後、約4分の時間が必要です。仮に、触媒が低温のまま発進すると、規制値(100mg)を超えるHCを排出させることになり、規制に適応するバイクを作ることができません」
つまり排ガス規制の強化によって50ccクラスのバイクは作ることができなくなる。
ん?だったら125ccを原付免許で乗れるようにするっていうのはどういう意味があるのか?
125ccクラスだと規制をクリアできるものの、現行のままだと原付ユーザーで原付2種などの免許を持っていない人たちは路頭に迷う。
従って、原付免許でも乗れるようにするために125ccも原付1種扱いにする。
しかし、原付免許なんだから道交法の規制は原付と同じにする。という理屈らしいが、だったら今までの125ccってなんなんすか?排気量がでかいから免許の区分だって違うんでしょうがぁ、子供がまだくってるでしょうがぁ
ってことで、最高出力を50ccと同等にする装置をつけることでそういった突っ込みを回避しようとするようです。
最高出力を制限する装置をつけなければ125ccは原付1種免許では乗れないだけで今と変わりなし。
50ccしか乗ることができない人たち救済のためにこのようなことをしているのであって、50ccのバイクを存続させるためではない。
50ccのバイク自体がなくなることに違いはなさそうですね。

まさに日本的官僚的思考ですね(笑)
現在でも500万人近い原付ユーザーがいるのでその人たちを取りこぼしたくないという業界の要望をうまい具合に汲み取ろうとしたものと思われますが、そもそも30キロで走行している原付って逆に危ないと思っている人が多数だと思われます。
このあたり、自転車も同様。自転車は軽車両なので車道を走るのが基本ですが、いずれにしろ危ないことに変わりなし。
車の免許制度なんかは安全を担保するために存在しているわけで、その部分はないがしろにして実質的に変更するのも変な話ですよね。




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