刺青は普通か普通ではないか論争に終止符をうつ

   

定期的にタトゥー論争が沸き上がる

欧米選手はタトゥーがお好き? タトゥーがクールなオリンピック選手6人

この記事に気になるコメントが

確かに欧米ではタトゥーには寛容ですが、それなりのビジネスマンや知的職種の人はまず入れないですね。
色々な外国人に聞いても、ほとんどがそう言います。

このコメントに対して当然ながら反論がいくつもある。ホワイトカラーでも刺青をいれている人はいると。
高名な政治家でも刺青を入れていた人がいるし、現に今でもそうであると。

さて、アメリカ映画では警察官だろうが軍人だろうがタトゥーをいれている人はよく目につくが、実際もそうであるようだ。
日本であればまず採用されない。一般の企業でも刺青いれている人は不採用などと明記してあるところもあることからすればまったく異なる文化であることは間違いない。

結論から言えば、少なくともアメリカなどの欧米ではタトゥーをいれるということは特別なことではないということである。
英米でタトゥーをしている人の割合
統計データ:アメリカ人でタトゥーをしている人の割合
米国の入れ墨人口、女性が男性を上回る=調査

年代などによっても違いがあるが、アメリカでは少なくとも30%程度以上は何らかのタトゥーを入れているようだ。こうなるともはや普通と言っていいかもしれない。
普通といってもタトゥーをしていない人のほうがやはり多いことに注意が必要である。
また、タトゥーは個人の自由だからと言ってそれを認めているということにはならない。確かにホワイトカラーでもタトゥーを入れている人はいるだろうし、タトゥーを入れることはもはや普通の事かもしれない。
しかし、こんな記事もある。
アメリカでは就職が不利になる?
アメリカではタトゥーは普通って、それ本当?

日本でも今では「普通」となった茶髪やピアスだが、一定の職種、会社に茶髪ピアスで就職の面接に行く人はまずいないだろう。
普通であるからと言って、なんでもかんでも認められているという事にはならない。
逆に言えば茶髪だからバカだとか、ピアスしているからどうだとかそういうイメージを持っているということでもない。なんせもはや「普通」なのだから特別どうのこうのという話ではない。就職面接で茶髪を黒髪に戻す、言わば一つの礼儀、マナーみたいなものだろうか。
従ってアメリカではタトゥーが普通だとしても面接や一定の職種ではできるだけ見せないようにする、というのも普通かもしれない。

欧米であっても少なからずタトゥーに対するイメージをよく思っていない人もいる事も事実であるが、客商売などではやはりタトゥーは不利になる場合もあるようである。

結論としては欧米ではタトゥーは殊更取り上げるまでもない事である。タトゥーをいれたい人はいれればいいが自分はいれたくないと思っている人もそれ以上に多い。
要するに日本人のようにタトゥーはダメだ、タトゥーはよくないという意見を他人に押し付けていないだけであって、決して誰もがタトゥーを受け入れてはいないということでもある。

「タトゥーはファッションの一部なのに日本はいまだに古い価値観のまま。遅れている。」これがタトゥー容認派の意見でありもっともな意見だろう。
とは言え、タトゥーをいれている人を偏見の目で見るのと同様にタトゥー容認派はタトゥー否定派を見下しているのも事実。
一番よくないのはその意見を他人や周りに押し付けることに違いない。
特に日本人は、日本ではこうだから、まわりがそうしているから、みんながそう言っている、こうやるのが普通だから、と言い周りの人間にそれを強要する人が多い。
自分はやりたくないことであっても周りがやっているからと我慢してやっているのに、なぜあなたはそれに従わないのか?ということで同調しない人間を攻撃する。
もっとも、こんなことは日本に限った話ではないかもしれない。

いずれにしろ、若い頃はいいけどおじいちゃんおばあちゃんになってよぼよぼしわくちゃの体にタトゥーだらけってどうなんでしょうか(笑)




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