ボライタルな相場はなぜ儲けにくいのか(リスクがあるのか)

   

ファイナンス論を勉強して標準偏差がなぜリスクと捉えられるのか少し腑に落ちました。
平均的な収益からぶれる幅が大きいと損をする幅もデカい。端的にはそんな感じでしょうか。
ここで、ちょっと違った視点で考えてみました。個人的には売りより買いのほうが有利だと思っているのですが、新規で売るということはそれは証拠金を預けて取引するタイプです。ほとんどレバレッジが効いていると思います。
レバレッジの効いている商品、例えば先物とかFXとか、そういうものはボライタルな相場ではかなりやり辛い商品だと思います。勿論それで儲けている方も多数いるでしょうが。
FXはよく丁半博打に例えられ、丁半博打なのになぜ大半の人が退場するのかなどと言われたりします。
FXやCFDにはストップロス、ロスカットがあります。先物も追証回避のために決済したり、あるいは追証がいれられずに強制決済されたりすることもあるので実質的なストップロスと言えるかもしれません。要は自分の意図と関係なく決済されてしまうリスクがあります。

現物を取引する場合は相場がいくら下がろうが極論すればずっと持ち続けられます。自分次第。
しかし、証拠金取引の場合は違います。一瞬でもストップロスに触れば即没収。アウトです。翌日相場が平穏無事になっていても失ったものは取り戻せません。
特にオプションの場合哀れです。一時的につけた通常ではありえないほどの高値で強制決済されたりします。
終値ベースでたいして変動していなくても、日中のボライタルな動きでノックアウトされてしまうのが証拠金取引のいやらしさ。
ロスカットされるのが嫌な場合はヘッジを入れたり、ナンピンしたりと右往左往する事もあるでしょう。
売りポジを持っていて相場が順調に下がっていたものの、一つのニュースで相場が反発。売りポジのヘッジに先物を買ったり、オプションを買ったりする。そしてそれが相場を更に押し上げていく力になる。

最近のアメリカ相場を見ていてふとそんなことを想いました。




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