50代の引きこもりのおっさんはアマゾン倉庫で社会復帰のリハビリ

      2023/10/26

まず、引きこもりとは何ぞや。
世間一般で言う引きこもりではなく、個人的に考える引きこもりは「社会に適合するのが怖い状態」と定義します。
本当は働きたいけど働くのが不安とか、怖いとか、あるいは億劫だとか、そういう状態で働けないなど。
なのでお金があって、働く必要がなく、友達いなくていつも一人だけど外食や旅行にはバンバン行っているような人は引きこもりとは言わない。
逆に、友人知人と会って話をしたりはするし、頻繁に外出もしているけどいざ新しい人間関係を構築しなければならないとするとそれが嫌でできない、それから逃げてしまうような人は個人的には引きこもりにあたると思います。
実際は、既に仕事などをしていてそれなりに社会、世間一般と接点があるような人は引きこもりにあたらないとは思いますが、上記のような傾向を持つ人は仕事をやめてしまうと引きこもる可能性が高く引きこもり予備群と言えましょう。
逆に、本人自身が働きたいとか、働かなければいけないとか感じていなければ仮に人目を避けて生活していたとして、一般的な引きこもりに当てはまったとしても問題にする必要がないので(本人が問題としていないしそれで生活できるのなら別によい)敢えて取り上げて問題視しなくてもよいということになります。

そういうことで、数年前からアフィリエイトでも食べていけないようになり、断続的にバイトなどをしていましたが去年くらいから本格的に転職活動を始めて改めて私は引きこもりなんだと痛感しました。
やってみたいような仕事、興味のあるような仕事でもその職場でやっていけるのか不安で応募できないのです。採用になっても辞退することもありました。その時は色々と理由をつけていましたが、どうやらそれは口実のようでそれこそ毎日毎日同じ時間に出勤したり、その職場で人間関係を構築するのがめんどくさいとか、やってみたら仕事できなくてバカにされそうとか(笑)
お金があるうちはまあなんとかなるさと言うことで転職活動をやめていたわけですが、そうもいっていられなくなり改めてなぜ仕事をしないのか、できないのかを考えたら上記のような結論に至ったわけです。

仕事がしたくない、というのとは違うわけです。仕事はしたいけど、例えば休憩中に同僚から話しかけられてこれまでの事を根掘り葉掘り聞かれたらいやだなとか、或いは自分の仕事が他の人に影響する場合は周りから色々言われたりすることもありそう。そういうのがいやだとか。みんな多かれ少なかれそういうのはあると思いますが、それが日常生活に支障がでるようなレベル(この場合で言えば転職に支障がでてきてしまう)まで至っているのが問題なわけです。
普通に働いている人から言わせれば、誰でもそういうのはいやだけどみんな我慢してやっているんだよ。甘えているだけだろ、となるわけです。
そして、引きこもりから言わせてもらえればそういう事を言う人間ばっかりだから社会復帰が怖い、そういうやつとは関わりたくない、となるわけです(笑)

ハロワで見つけた派遣(請負)の求人をマイナビバイトで応募する

さて、駐車場管理のパートも不採用になり、いよいよ貯金も底をついてきた。
またしても期間工で働くしかないのか。いや、この老体で期間工はきつい。。。
いつものようにハロワインターネットサービスで求人を検索していると、アマゾンの繁忙期短期バイトの求人が目に留まる。
これしかない(笑)
社会復帰のリハビリをしようと思い駐車場管理のバイトさえ落とされた(笑)
次はアマゾンである。とりあえず、1日ちゃんと作業ができるのか?それがハードルである。
集団の中で、8時間ほどの肉体労働、しかも夜勤でこなせればそれなりの自信がつくはずである。
この点、人間関係を構築維持し、常に周りとそれなりのコミュニケーションを必要とするような仕事は社会復帰の第一歩目としてはハードルが高すぎる。
そもそも、周りにあわせた行動をできるかどうか不安なような状態なのだから猶更である。
また、長期間雇用されることが前提のような仕事もハードルが高すぎる。雇う側も、受け入れる職場側もそれを前提に動いているので採用したはいいがすぐに辞められると困るというか、使えない人間やコミュニケーションのうまくない人間は露骨にいやがるのでリハビリどころの話ではない。

確かに採用に関しては履歴書不要だが

ワー●●●●●●という派遣会社の求人(正確には今回の仕事は請負ですが以下派遣)なので恐らくどこか違うサイトでも募集しているはずだ。
巷の情報によれば履歴書など不要で説明会をまず予約する。ハロワも自主応募可能だが派遣会社のレスポンスが悪そうだと思いマイナビバイトから応募。
すると数時間後には電話があり、翌日の説明会を予約。返信メールには会場のことなどが書かれてある。見落としがちなのが登録フォームだろう。これは世間一般の派遣会社で行われるいわば派遣登録のフォームのようである。
これを入力しなくても問題ないが、入力しないと説明会で結局職歴を書かなければならない。
従って、説明会に持参する物として学歴職歴などのメモ書きというものがある。

いずれにしろ説明会では登録用紙みたいなものに再度記入させられるのだが、事前に職歴は登録フォームに入力した旨を申告すると職歴などは書かなくてもよいと言われる。
しかし、結局アマゾンで行われるオリエンテーションには履歴書が必要である(笑)

説明会には自分も含めて3人がいた。担当者は2名。1日3回くらい週に3回くらいはやっているのでこの人数が多いのか少ないのかはよくわからない。他はちょっと年配の女性と多分20代の男性だった。
まずはアマゾンでの作業内容を写真を使って説明される。
一般的にはビデオなどを視聴するものと思っていたが、恐らくそれはアマゾンから許可がおりないのだろう。
派遣会社も大変である(笑)
事前にA4の資料が何枚か用意されており、服装のルールや、勤務時間や給料の説明、オリエンテーションでの必要書類などの説明が行われる。説明の最後は簡単な適性テストがある。

体力よりもまず視力

〇△□などの図形の中にそれぞれ指定されている線を記入するというか、打っていくというテスト。
もう一つは視力検査のようなものでプリントに印刷されている数字やアルファベットを書き写す。ちゃんと見えているかどうかがこれで分かる。
私は極度の近視でコンタクトを入れているが、コンタクトを入れている状態だと、遠目にピントが合っているため手元あたりの小さな文字などは読めないことが多い。いわゆる老眼である。裸眼の方がはっきり見えるが当然そうなると今度は少しでも目から離すと見えなくなる。
一応全部読めたようだが、小さいやつはあまり自信がなかった。実際作業をする場合伝票の数字などが読めなければ(あるいは間違ったら)仕事にならないから採用されないだろう。

オリエンテーションの日時を決定すれば事実上の採用

その後個人面談となり、適性テストの採点などを目の前で行う(笑)多分ここであまりにも点数が悪かったり、視力がよくないと判断されればオリエンテーションの日程などを決めずに後で追って連絡というふうになるのではないかと推測する。
繁忙期の短期バイトのため、基本的には2か月で更新無しとか、出勤曜日をどうするか、通勤手段はどうかなどを決定。質問があればこの時にまとめて聞けるのでメモっておくなどしたほうがよい。最後にオリエンテーションの日時を決めて終了となる。
まだ、雇用契約書などは交わしていないのでこの時点では採用ではないが、よっぽどのことがない限り(オリエンテーションに来ないとか(笑))採用ということなのだろう。採用します、などとは一言も言われない(笑)ので説明会に行ってその後なんの連絡もないけど採用されたのかしら?みたいな声がネットで散見されるのも無理はない。
採用かどうかを敢えて言わないのは、その場で採用などと言ってしまうと法的には内定状態になるためめんどくさいからではないだろうか。
逆に言えばオリエンテーションで雇用契約書を交わす前までは辞退できるということにもなるし、気が変わればオリエンテーションに出席しなければよい。いわゆるバックレだが、説明会で採用不採用を言わないのはバックレ対策もあるだろう。
ちなみに、短期のバイトなので雇用保険以外の社会保険はつかない。また、繁忙期は時給が200円もアップするが、これは基本時給が200円アップするのではなく、あくまで手当として支払われるようである。
従って残業計算などのベースに200円が加算されるわけではない。
オリエンテーションは1週間後に決まった。今度はバックレないのか。さあ、どうするオレ!

オリエンテーション

オリエンテーションは日勤、夜勤関係なく同一時間で行われた。時間は9時頃から12時頃まで。
当日は車通勤であっても基本はシャトルバスを使ってアマゾンまで行くことになる。
説明会ではオリエンテーションの日時とシャトルバスの乗降場所の地図、および必要書類などが渡されていた。
とは言え、バス停があるわけではない。並んでいる人の後ろで待っていればいいというざっくりした説明に少々不安を覚える。
ちなみにこれも後で休憩室に貼ってあった張り紙で知ったが、シャトルバスに乗れなかった場合はタクシーを使ってもよいらしい。しかし、派遣会社は別途連絡とあった。実際どうなるのか?
いろんな面でかなりシステマチックに物事が進められているように見えるが、実際のところその場その場で対処しているようなことも多い印象を受けた。

初めてのシャトルバス

久しぶりに午前7時台に外に出る(笑)何年振りかもはや記憶にない。
大げさではなく実際にアマゾンまでたどり着けるかさえ不安である。このような言い知れぬ不安からこれまで幾度となく逃げ出していたのだ。
地図に示されたシャトルバスの乗り場と思しき場所まで行くとすでに人が列をなしている。そのまま後ろに並べばいいということだが・・・
後ろに並んでいると朝陽がもろに当たって熱いくらいである。
ほどなくしてシャトルバスがくる。普通の大型バスであるが、これだけ並んでいたら乗れない可能性だってあるが、乗れなかった時のことは何も説明されなかったな。思うに、実際自分がその立場になってみなければそのような懸念はでてこないので実際にシャトルバスを使ったことがないであろう説明会の担当者では致し方ない。
やはりバスは補助席を使って満杯。なんと積み残しがある。とはいえ、5分後にもう1本くるが。
バスに揺られていると、期間工で働ていた時のことを思い出す。
同じことの繰り返し。同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえと岡本太郎は言ったが。
5分程度だろうか。アマゾンの倉庫が見えてきた。意外にそれほど大きくはない。バスの中から外観の写真でも撮っておこうかと思ったが、後で外観の写真撮影さえNGであることを知る。

ざっくりしたオリエンテーション

シャトルバスから降りたら、働く人たちは逆方向に行くとそこで担当が待っているということだったが、この説明も今思えばざっくりしている。というか全体的にすべてざっくりしている印象である。
要はそこに行けという指示があるのみで流れを説明してくれないので、何をするのかがわからない。

現場をワー●●●●が請負、そこに派遣が入るという構造

そもそもみんな私服なので誰が担当者なのかわからない。また、これも後で知るがワー●●●●が現場を請け負い、そこに派遣を受け入れているようで、複数の派遣会社が混在している。スーツを着た人間が一人いたが、どうやら派遣の担当のようで今日のオリエンテーションを仕切っている人間ではないのがすぐ分かった。
すると一人の女性が各派遣会社や個人名のファイルを持っていたのでこの人間が仕切っているのだろうと思い近づくと声をかけてきた。
万事このような感じである。

書類が入っているクリアファイルとバッジと呼ばれる顔写真とバーコードの入った首からかける名札を渡される。入館証のような説明がなされたが、これは出退勤時の打刻にも使われるし、仕事で使うハンディスキャナの起動などでもこのバッジをスキャンさせる。
つまり、この担当者は倉庫内で行われる実際の作業の流れなどはなにも知らないのだ。
アマゾンに入るとロッカーに私物を預けるように言われるが、このロッカーの使い方も事前に説明があるわけではない。
これも後で思ったが、説明会のときに当日はフード付きのパーカなどでは入れませんと言われる。
この説明は実は言葉足らずで、フード付きのパーカでは作業場内に入れないのであって、アマゾンの倉庫自体には当然入ることができる。フード付きのパーカでアマゾンに入れないのであればフード付きの上着しか持っていない場合は寒い時期は着てこれないのであらたに上着を買わなければいけないじゃないかとなるが、当然そんなことはない。
作業エリアに入る前にロッカーに預ければいいだけの話である。
アマゾンのルールが細かすぎる印象があるのはむしろこのような言葉足らずの説明で何がダメで何がいいのか最初はよく見えてこないからだと思う。
ロックの仕方などに手間取ったり、鍵や財布も預けろと言われ(これも後で知るが鍵や財布は持ち込み可である)預けに戻ったりしてあたふたする。

オリエンテーションはアマゾンのルール説明と意思確認

おおむね30名から40名くらいはいた。男性が3分の2程度、年齢層は若い人が少なめで40代前後がもっとも多いようである。50代後半と思われるような人もいる。
オリエンテーションは食堂で行われるのだが、食堂のテーブルに向い合せで座らされるためお気づきの通り、振り返って説明を聞かなければならない人が半分はいることになるが、そんなことはまったくお構いなしでオリエンテーションは開始となる。オリエンテーションの流れとかどんなことをやるのかといった説明はほぼない(笑)
事前のネット情報では倉庫見学も行われるとこの事であったがなかった。
最初の1時間ではアマゾンのルールについてかなり細かい説明がだらだらと行われる。とにかく作業場に持ち込める物と持ち込めない物についてかなり神経を使っている。
アマゾンではたくさんの商品を扱っているので、セキュリティがなければ社員が盗もうと思えば盗み放題となってしまうから当然と言えば当然かもしれない。
しかし、よくよく考えてみるとこれはピッキングなどの工程ではそう言えるかもしれないが、仕分け、いわゆるシップドックなどは事実上盗めそうにない。
服装ルールなどかなり細かいことを言われ、この最初の1時間の説明でいやだったらこのまま帰っていいことが告げられるがさすがに誰も帰るものはいなかった。確かに最初はめちゃくちゃめんどくさいなと思うが、それは最初だけである。
作業場に余計な物を持ち込まないだけなので別に難しい話ではない。
携帯やスマホを持ち込みたい場合はこの場で申告するとシールをくれるのでそれをスマホに貼っておけば持ち込める。が作業場での使用はできない。
後の2時間で書類の記入などをするのかと思いきや、さらに倉庫内でのおもに安全を配慮したルールなどが説明されて、書類などに記入していくのだが、なんと基本全部ひとりでやっているので結構グダグダである。
派遣会社と直雇用だと書類を既に記入していたりしなかったりで違いがあったりする。身元保証書などはオリエンテーションで提出できなければオリエンテーションに参加できないようなことが説明会でもらった資料には書かれてあったが、実際のところ確認すらされなかった(笑)
安全面での確認テストで基準点に到達しないと就業させられないと言われたが、回収されたテストについてその後なにも言及はない。もしかすると不合格者だけにはなんらかのお達しがあったのかもしれないが。
書類の回収などの段階になってようやく担当者が複数になったが、結局提出していない書類もあったのだが(笑)
そのくせ給与振込用の口座の通帳のコピーに名義がないとのことで再提出を命じたりする。

悪名高きシップドック配属

当日もらった書類にはシャトルバスの時刻表や自分の配属場所や勤務時間などがあった。配属は悪名高きシップドックである。
思えば説明会のときに安全靴のサイズを聞かれていたな。。。(笑)
やはり俺は明らかに運が悪い。これまでの人生でラッキーだったためしがない。。。

初めてのアマゾンシップドック

オリエンテーションが終わるとぐったりである。やはり目が痛い。久しぶりに屋外で数時間過ごしたせいだろう。いつも半径3メートルくらいしか見ていない我が眼球にとっては酷使である(笑)
翌日が初出勤であるが、本当に俺は出勤できるのか(笑)未だに現実味が湧かない。
アマゾンでは初出勤日のことをD1と呼ぶようだ。だからなんだという話で、専門用語を使って我々はあなたたちとは違うんですよアピールか。
出勤日は念のため昼間寝ることにしたが、さすがに眠れない。目を閉じて静かにしているだけでもだいぶ違うということなので夕方くらいまで布団に入って静かにしていた。
電車に乗ってシャトルバス乗り場まで行く。夜と朝では場所が違っているのでこれもやっかいである。
なんと、人が並んでいない(笑)どうやら時間を勘違いして早く着きすぎた。
D1の場合休憩室で待っているように事前に案内があったので休憩室に行く。全部で4人しかいなかった。
ここで給与明細などが見れるアプリの資料が渡されたが、なぜオリエンテーションで渡さなかったのか。
本日シップドックに配属されたのは女性1名を含めて3名だった。ピッキングに配属されたのは2名、いずれも女性だった。
出勤時退勤時の打刻のやり方などを説明され、配属場所へ案内され現場のリーダー(スーパーバイザーかな)へ引き継がれる。
シップドックでは安全靴と手袋が支給される。
また、黄色のタスキを着用させられる。現場ではベストを着用するものと思っていたが、末端の作業員はベストを着用していない。普通の私服で勤務している。

トレーナーが機能していない

トレーナーに引き継がれるが、ほとんど意味がない。ものの15分程度の一通りの説明が終わったらすぐに現場にまわされる。誰かが教育担当にでもなるかと思いきやそんなことはない。
恐らくだが、当該レーンには朝礼などで今日D1の人間がくることが告げられ、どんな作業をするのかが指示され、あとは分からないこととかあったら教えてやってくれ、くらいの指示があがるのだろうと思う。
新人はメール便の仕分けをさせられるようで、今日D1で一緒だった女性もメール便だった。
各レーンは3名いるようで、レーンの両側に一人ずつ配置され、仕分けしたものを入れるかごが7個から8個並んでいるので流れてくる荷物を残りの1名が両側にまず分けて流しているようだ。
そしてメール便だけは流さずに段ボールにいれているのでそれを仕分けるのが新人の役目のようである。
ハンディ操作にまごつくがさほど難しい作業ではない。確かに新人向きである。
とは言え、かごが満杯になって新しいかごをセットしたときなどのハンディ操作など覚えることも多いので一度聞いたくらいではすぐに忘れてしまう。誰かに聞こうにもトレーナーは影も形もない(笑)
特に流れる量がハンパない時は同じレーンの人にも聞きづらく、オレンジのベストを着ている人間に聞くと無言で作業をしてくれたりするが、感じが悪い(笑)。
そもそも同じレーンで働いている人は恐らく同じバイトか契約社員だろう。彼らも同じような時給で働いているだろうから自分の作業が遅れるのに人に教えてやるギリはない。
何のためのトレーナーなのか?
評価基準などはアメリカナイズされていても泥臭い現場では日本的なのかもしれない。

2日目 レーンが変わる

2日目はレーンがヤマト運輸専用レーンに変更になる。
ここで初日に一緒に入った若人が辞めたことを知らされる。そんなもんイチイチ言わんでもよろし。
そして、なぜ辞めたのかを身をもって知る事となる。
ヤマトはAmazonのレーンに比べると量が少ないという事だった。実際量は少なかったものの、Amazonのイベントがあった日だったので量が物凄く多い時間帯があった。
この時レーンにいたのは黄色タスキの2人である(笑)荷物がレーンに滞っているとしれーっと他のレーンから助っ人がきてくれたりするので、その点は安心だが、そもそも論としてトレーナーどこ行ったである。
途中でやり方が変わったり、変わっていない部分があったりと新人2人があたふたしているとついに助っ人がキレる(笑)
カートへの積み込みが今日が初めてにもかかわらず、その積み込み方をみてしょうがねーなみたいにぶつくさ言われるなど、もしこれが初日だったら若い人は続かないだろう。
だいたい新人2人に一つのレーンを任せるのがおかしな話で、ベテランと組ませるべきだろう。
とは言え、お互い新人同士だったのでいろいろと不平不満を言いながら作業できたのはむしろ良かったわけで、これが新人一人がポツンと放置され、周りが経験者ばかりだと逆にいたたまれないだろう。

アマゾンは辞めることが前提で人を採用している

アマゾンに限らず、短期とか臨時のようなバイトはやめることが前提なので受け入れる側のハードルはかなり下がっている。勿論すぐにやめられると困るのはどこでもそうだろうが。
説明会に参加したらほとんど誰でも採用しているのは紛れもない事実のようで、そうなると現場の人材は玉石混交であるのは言わずもがなである。
また、一番驚いたのはシフトを聞かれるときにほぼ希望が通っている。これではある曜日に人が多すぎるということもありうるだろう。情報によれば結構休んでくれと言わることもあるらしいがそれはこういうことなのだろう。いずれにしろ一定の割合で辞める人間がでることを想定した人の採用をしているようだ。
一般の請負や派遣会社ではとにかく辞められるのが一番困るのですぐに辞めないように念押しされるのが常だが、あまりそういったことは言われない。
そもそも繁忙期の短期バイトということもあるかもしれないが。
とにかく適応できる人間が残ればいいというスタンスなようで、そのためには大量に採用するしかない。その中で一定数が残ればそれでよい。というより、倉庫内での現場作業は人を育てる、と言ったような仕事ではない。仕事内容を覚えてしまえばスピードの差はあれ誰でもできる。仮にお金と時間をかけて人を教育してそれなりのデキル作業員になったとしても恐らく作業量自体は2割とか3割くらい上回るのが関の山だろう。そんなことをするよりもいきなり現場に放り込んで適応できたらそれでよし、適応できなけれやめていくだけ。
新人を入れると結局教育して使えるまでに時間がかかるので頻繁に人の出入りがないほうがいいとはいうものの、そもそも教育してないんだからこれは当てはまらない。その気になれば1日である程度のことはできるようになってしまう作業である。そして、ある程度の経験が必要な作業をリーダーとかがやればよい。
また、シフトがざっくりしているのもむしろ所属の工程が流動的だからのようである。勿論このあたりは各倉庫や現場により違いがあるだろう。あるいは人によっては一つの工程でずっと働かせたほうがよいと判断される場合もあろう。

Amazonバイトの休み方辞め方

想像したほどきつくはないと言うものの、さすがに夜勤明けはぐったりとなり1日使い物にならない(笑)
1日おきにシフトを入れるとしても夜勤の日の昼間は体力温存のため布団で静かにすることになり、結局その日も事実上動けない(笑)
勿論やってやれないことはないが、昼間に職安行ったり面接行ったりするのがおっくうになること必至。
出勤日を減らして週2回にしてとりあえず満期までやろうかと思ったら、シフト変更は既に締め切られ(翌月の変更の締切日があるらしい)、窓口で相談しろと言われる(欠勤などの連絡のための専用の電話番号を書いた紙がオリエンテーションで渡される。ちなみにこの電話、カスタマーセンターのように録音される(笑))。
ダメなら辞めようかと思ったが、とりあえず窓口(Amazonの中に請負会社の事務所が存在する)に行くくらいなら働くか、ということで出勤し、一日働いたものの窓口で色々言うのもめんどくさくなり帰宅。
その夜頃から頭痛が発症。翌日の勤務は休むこととし、電話する。
簡単に理由を聞かれるが、次の勤務は大丈夫ですかみたいなことを言われ、そんなもん分かるわけねーだろと思う(笑)
何をするにしても後から気付かされることが多くて閉口するこの会社。
そんなもん先に言っとけよという事が多い。
とりあえず、お金の目途も立ったこともあり、辞める旨の電話を入れてみるとあっさりと了承される。
ちなみに退職届及びAmazonのバッジ(顔写真付きID)は郵送でよいとのこと。

簡易書留代470円

電話をしてから2日後、レターパックライトで退職届と返信用封筒、さらにはアンケート、そしてワクラクのチラシ(笑)が送られてくる。
ただ、事務所に必着と記載されている日数はそれから4日後だった。ま、別に締め切りに遅れたからと言って退職できないわけではなかろうが、仕事している人などはそもそもこのレターパックを受け取るのが遅れる場合もあり、配達記録の残るもので送る必要から郵便局窓口が開いているときに発送するのも難しかったりするかもしれない。
なんせ届いた日が木曜で、必着日が月曜になっているので翌日には郵便局窓口に行かなければいけない。
もしくはレターパックなどを買ってポスト投函か。
更にバッジを返送する場合厚みがあるので定形外となり、簡易書留代と合わせて郵送料は合計470円もかかる。
ということで取り急ぎ郵便局まで行き発送をすませる。

Amazon倉庫バイトは昭和だった件

3日目の朝礼後に、今日は何をするんですかね?とリーダーに聞くと
「いや、普通に仕事してください」「10レーンから30レーンで」「書いてありましたよね」
みたいに半ば驚いたような逆切れ気味でで返答される(笑)
普通って何?という状況である。初日と二日目ではやることが違っていたしレーンも違っていた。トレーナーも初日はいなかったわけで念のため質問した私が悪かったようである。
ちなみにその日30レーンは基本的に私たち新人の受け持ちではなかったようであるが(笑)
作業環境にしても時計が近くにないため何時なのかイチイチ確認しに行かなければならない。これが分かっていれば最初からスマホは持ち込みにしていただろう。ハンディを使わない場合のハンディ置き場がなかったり、メール便を入れる段ボールの置き場がなかったり。
カートが満杯になったら横持の人間が持っていく場合もあればこちらで持っていかざるを得ない場合もあるが、当然その時は仕分けが遅れるわけである。新たに空のカートを設置したら誤仕分け防止のための方面札を貼るのは分かるが、これ、横持の人間がカートを持ってきた場合、その人間が当然貼るものだと思っていたらこちらが貼るのが普通だった(笑)
だから普通って何?
出来るだけカートに隙間なく積み込んだほうがいいのは理解できるが、初心者はうまく積み込めないのは分かるはずである。それこそ積み込み方の見本みたいなのでも用意しておけよと思うのは贅沢な話だろうか。
確かに小学生でもすぐにできそうな仕事ではある。だからこそ指導、教育がおざなりになっているのだろう。
こんなもんすぐできるだろ、的な。




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