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犯罪は割にあうのか?犯罪で飯を食う一家アニマルキングダム

      2018/07/17

またとんでもない映画を見た。
「アニマルキングダム」 オーストラリアの実在の犯罪一家ペティンギル一家を題材にして作られていると言う事らしい。
恐らく着想はこのペティンギル一家に得ているがかなりいい意味での脚色がされていると思われます。
本当の職業的犯罪者は犯罪に手を染めることについては心の葛藤といったものはないのではないでしょうか?一種のサイコパスで目的の為には手段を選ばないというか、簡単に言えば人間の感情の大事な部分が欠落している、そんな感じだと思うのですが、この映画に出てくる犯罪一家の人々は犯罪稼業から足を洗おうと考えていた矢先に警察から射殺されたり(それもなんだか見せしめの如く)、報復のためにパトロール警官を計画的に2人も射殺、すると一家のお母さんは射殺されたバズはそんなこと望んでないとか至極まっとうなこと言ったりします。
そして、よく分からないのですが、刑事さんたち逃げようとしていたクレイグを無言で問答無用で射殺(多分報復)。
射殺されたり警官を射殺したりというところは実話ってのが怖いですけど。
しかも警官2人射殺してるのに無罪放免らしいです。

犯罪一家で思い浮かぶのが尼崎の連続変死事件の角田家でしょうか。
ペティンギル一家を検索すると史上最狂の犯罪一家とかでてきますが、人間を奴隷以下の虫けらのようにして何年も飼い続け最後には殺して捨てる角田一家(疑似家族)のほうが数段おぞましいと思うのですがいかがでしょうか?

アニマルキングダムの冒頭のシーン。
主人公の高校生ジョシュアがテレビを見ています。傍らにはソファーで誰かが横になっています。
そこへ救急隊がおもむろにやってきてその女性を処置し始めます。ジョシュアはずっとテレビのほうが気になっているようです。
女性はジョシュアの母親でヘロインの過剰摂取で死亡。
テレビの方が気になっている、というよりは母親に無関心、もしくは関わりたくないとでも解釈できるような雰囲気を漂わせています。
こんな感じでこの映画演出が独特です。

ジョシュアは行くところがなくなっておばあちゃんの家で暮らし始めることになりますがこの家が犯罪で生計をたてるアニマルキングダムだったのでした。

前述の如くこの映画、ペティンギル一家に着想は得ているもののまったく別物と考えたほうがいいでしょう。
ジョシュアは自分の恋人が家族に殺されたこと、そして、警察さえも自分の身を守れない(警察が買収されている、これも実話らしい)ことを知り考え方を変えこの犯罪一家との決着をつけようとします。

思うに、人は簡単に人を殺すことはできません。自分の子供がなぶり殺しにされたからといってその犯人を報復の為に殺すような人がどれほどいるでしょうか?
人は一線を越えることがなかなかできないのです。一線を越えてしまったら最後もう元にいたこちら側には戻ることができません。
だからこそその覚悟をもった人間は恐ろしい。もはや人ではない、動物なのかもしれません。

アンドリューとダレンが無罪放免になりました。お婆ちゃんはスーパーでガイピアース演じるジョシュアを保護していた刑事にばったりと出会います。
普通の人間だったら知らない振りをして通り過ぎるでしょう。おばあちゃんは話しかけます。
「あなたをうらむ気持ちはまったくないわ。だって警察の仕事だもの。真犯人が捕まるといいわね。」
刑事も言います。
「賢い人間なら他人のふりをして通り過ぎ幸運を喜ぶだろう。いつか破滅するって感じているはずだ。その予感を抱えて生きろ。」
おばあちゃんは微笑しながらまっすぐに刑事を見て言います。
「そんなの感じないわ。」
刑事が立ち去る後ろ姿をずっと追い続けます。

このシーン、本編とはなんのかかわりもありません。しかし、このシーンを入れることによって一家の長であるおばあちゃんの凄みを表すことに成功していると言えましょう。
実際、映画の中でおばあちゃんが犯罪に加担しているシーンはほぼ皆無です。しかし、このおばあちゃんがこの犯罪一家を作り上げたのだろう。そう思わせてくれる秀逸なシーンでした。

さて、主人公のジョシュア君はこの犯罪一家とどう向き合っていくのか・・・

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アニマルキングダム

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