中途採用の面接では一体何を見ているのか

   

そもそも論として、もしも求職者に対して聞きたい事があればそれを事前に質問しておき履歴書職歴書などと一緒に送ってもらえばよい。志望動機なども履歴書などに記載してあるはずなのに面接で敢えて聞くのはなぜか?

中途採用+面接 などで検索しても上位にヒットするのは似たような記事ばかり。転職理由と志望動機に一貫性があるかみている、などというが、それを書類に記載している場合もあるだろう。
何が言いたいのかというと、事前に書類を送らせているにも関わらずわざわざ手間暇をかけて面談を行う意味である。
端的に言えば実際会ってもいないのに採用決めたら怖いってことだと思うのだが。

採用担当者が面接で見ているのはどこ?

面接の“合格”は「第一印象」で決まる!?
これもよく言われるところだが、「意外にも「技術系(建築/土木)」も「第一印象」の回答率が高く、1位になっています。現場の作業員やゼネコンなど、社外とのやり取りが多いことや、経験や資格が重視される職種ということで、書類選考の時点である程度は判断されており、面接では人物面が評価されていると言えそうです。」言わば当たり前の話かもしれない。
第一印象というと見た目だと思いがちだが、見た目というのは結局のところ話し方だったり、マナーだったり、総合的なものだろう。
仮に電話だけだと、話している姿勢や顔つきなどは分からない。勿論服装、髪型などの清潔感なども分からない。
話の内容は普通でも表情がとても暗いとか、逆に常にニヤニヤしてるとかもあるかもしれない。

中途採用の場合は、自分のこれまでの経験や実績とからめた志望動機とか、それを踏まえてどれくらい貢献できるのかなどをアピールする必要があるなどと言われる。
しかし、こんなものも履歴書及び詳細な職務経歴書があればそれを推測することは可能。いや、むしろ書類が通過しているということは欲しい人材のスキル合致しているかそれに近いものがありそうだと判断しているからに他ならない。
志望動機などを敢えて聞いているのは言わば形式的なものと言っていい。もっとも書類上に記載した志望動機などと面接で述べたものが違っていたりするのはお話にならないだろうが。

期間従業員を大量採用する場合ならまだしも、その職場でこれから毎日顔を合わせるのだから少なくとも一緒に働きたくないような人間は採用したくないはずだ。
新卒ならある程度の洗脳教育で(笑)なんとかなるかもしれないが、一定の社会経験がある中途採用でかつ、中高年だと猶更その人の持っている雰囲気的なもの空気感が重要だろう。
この点、現場の人間が採用面接に立ち会わない場合は少し話が違ってくるかもしれないが、そうであっても中途採用面接においてやはり印象の持つウェートは高いことに違いはないだろう。




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