東建コーポレーションの退去費用は高いというよりセコイ

   

東建コーポレーション、ホームメイトの部屋に住んで約3年で退去。
そもそも自分には家賃が高かったこともあるが、立地的に非常にうるさい場所だった。
すぐ向かい側に飲み屋が数軒あり、コンビニもある。また南側に約2m弱の距離にアパートが建っており、これまた夏など窓を開けている場合にうるさい。
更にはアパートの構造自体がどうやらうるさいようである。ホームメイトのアパートはレオバレスよろしくほとんどの物件が同じような建物なので他の物件も同じだろう。
私の部屋は2階の角部屋だったが階段のある角部屋だったため、階段を上り下りする音がダイレクトに響く。
夜寝付いた頃に住人が帰って来たりすると目が覚めること数知れず。
また、部屋の間取りというかつくりに無駄が多く、トイレが広かったり廊下が広いくせにリビングが数字よりも狭い。
そればかりではなく掃除がしにくい、というか汚れがとりにくい材質だったりする。おそらくこれはわざとそうしているのではないか。
フローリングではなくクッションフロアだったが白系なので例の変色が異様に目立つ。
クッションフロアのほうが安上がりだとよく言われるが、それは一般論であって、当該業者が元々の値段を高く設定するならその意味は半減し、かつ、フローリングだと多少キズがあっても自分で補修して隠すことができるがクッションフロアの変色はどうしようもない。
フローリングに普通に家具を置いて変色することはまずないだろうが、クッションフロアは簡単に変色してしまう。その事を知っていれば防止できるが知っている人間ばかりではなかろう。

私はテレビ台を1か月ほど置いてから、移動させようとしたら変色しているのを発見し、最初はテレビ台が悪いのだと思っていた。しかし、調べてみるとクッションフロアはゴムなどで変色するのを知った。
凹みについては通常損耗で費用請求はないというガイドラインがあるが、変色はどうしようもないだろう。
この部分は仕方ないとあきらめ退去立会当日愕然とすることになる。

まず、東建コーポレーションは退去立会に内装業者と思われる人間も連れてくるようだ。(支店によって違うかもしれないが)
このチェックが異様に細かい。今まで何度も引っ越ししてきたがほぼほぼざっくり見る感じである。
しかし、東建はまさに舐めるように壁紙や床をチェックする。
パッと見は分からない、うっすらとした汚れをクロスに2か所発見される。
本当によく見ないと分からない、いや、よく見ても気にならない。気になったら拭き掃除しているはずだ。
張り替えずにクリーニングで処理する、との事で一応安堵したものの、よくよく思い返してみるとクリーニングで済む程度ならそれこそ特約のクリーニングで処理できるだろう。
しかも明細を見ると17平方メートルで10000円とられている。

1か所5000円と東建の人間は言っていたが、クロスは確か張替えでも1平方メートルあたり1500円前後が相場である。
東建の場合はクロス張替えだともっと請求するのかもしれないと逆にちょっとビビる。

なんせクッションフロアの単価が3200円となっているからである。
これは耐用年数6年の減価償却50%を考慮した数字なので通常であれば1平方メートル6000円は請求しているのだろう。
元々の価格が相場より高く設定されているものと思われる。
実は入居当初からクッションフロアにわずかながらうっすらと変色した箇所があったのだがそこは見事にスルーしていた。

そのくせ、コンロの不具合などの設備関係はまったく話にすらのぼらない。
要するに東建コーポレーションの退去に関しての費用はクロスや床などの内装を主にチェックし、かつ、そこからできるだけ入居者負担を引き出そうとするものだろう。
特約のクリーニング費用は相場よりも比較的安いので今回はウダウダ文句言わずに素直に従っておいたが、東建コーポレーションのこのやり方はかなり気分の悪いものであることは間違いない。
壁紙のうっすらとした汚れなどは経年劣化で普通の業者はスルーしている。
このようなやり方に直面したらまた東建コーポレーションの管理物件を借りようなどと思う奇特な人はそうそういないはずである。




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