高齢者の集団自決で社会保障の問題は解決するのか?

   


成田悠輔氏、物議醸す「高齢者は集団自決」発言は持論だった メタファーと説明も...「老害化」社会防ぐ「最強のクールジャパン政策」と直言

高齢者がいない → 老害化がなくなる
高齢者がいない → 高齢者に必要な年金や医療費などが不要になる

50代、下手したら40代でも若い人から言わせれば老害と言われる昨今、高齢者がいなくても老害化自体は防げないだろう。
そもそも老害とは年齢だけでくくられるものでもないはずだ

高齢者がいなければ確かに高齢者に支払われる年金や医療費はかからなくなる。特に無駄な延命治療に費やされる医療費が浮くのは大きいと思われる。
仮に年金負担がゼロとなれば、現役世代はその分手取りが増えるし、医療費が抑えられれば健康保険も安くなるだろう。
しかし、一定の年齢に達すれば自決せよ、という社会に果たしてどれくらいの人がとどまり続けるのか?少なくともお金のある人はその年齢に達する前に日本を脱出する人が大半だろう。
いや、若い人たちは日本を脱出するためにお金を稼ぐに違いないし、どうせ移住するならもっと若いうちに留学などして外国で生きていくことを選択するに違いない。
果たしてそのような国にどれほどの輝かしい未来があるだろうか。

そうならないように色々と考えるのが頭のいい人だと思っていたが、お金がかかるならその原因を排除するとか、或いは病気になるなら殺してしまえとか、思考停止に近い
道徳とか倫理とかそういった以前の問題で、経済学者ならもっと経済学的にきちっとした根拠をもって示せるはずだが。




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