日本経済はオワコンなのか?海外に流出する日本の富

   

【速報】4-6月期GDP 年率2.2%増 3四半期連続のプラス成長 内閣府
記事の内容はタイトルそのまんまです。
相変わらずヤフコメに注目。

GDPデフレーターおかしいね。輸入品中心にこれだけ物価が上がっているのにマイナス0.3%ですと。記事では実質成長率だけ取り上げているが、名目成長率は0.3%(年率1.1%)でその内訳をみると帰属家賃の伸びが2.8%となっていて最も高い。率直に言って統計粉飾、してますよね?

公式コメンテーター永濱利廣氏によると

あくまで年率で+2.2%増えたのは、国内で生み出された付加価値の実質的な総額を示す国内総生産です。
私たちにとってより重要な国内で生み出された実質的な所得を示す実質GDIで見ると、逆に年率▲1.2%減っています。
これは、国内で生み出された実質的な付加価値は増えたのに、輸入物価の上昇により所得が海外に流出したことから、実質的な所得は逆に減っていることを意味します。

どうやら粉飾しているわけではなく、輸入物価の上昇分を国内向けに価格転嫁できない場合GDPデフレーターではマイナスになる模様。
上がるCPI、下がるGDPデフレーター

海外への所得流出による損失は、主に家計と企業によって負担される。輸入物価の上昇により生じたコスト増を販売価格に十分転嫁できなければ企業収益の圧迫の形で企業が負担し、値上げが実施されれば家計の負担が増大する。前者(収益圧迫)がGDPデフレーターの下落、後者(家計負担増)がCPIの上昇に対応する。どちらも景気を悪化させる要因であり、コストプッシュの形で生じるCPIの上昇は、デフレ的な側面も併せ持つ。

だそうです。
どんどん貧乏になっていく日本。




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