ヤフコメもたまには役立つ~吉村大阪府知事と武富士

   

最近またヤフコメを見るようになってしまった。。。
「過払い金CMで有名も破産「ミネルヴァ法律事務所」の顧客らが提訴」が目に留まる。
コメントを見ると、吉村大阪府知事はかつて弁護士時代、武富士の代理人をやっていたことがあったそうな。うむ、雰囲気は全く違うが橋下氏と同じなのか?
どうやら若手のイソ弁時代の事なので上からの指示でやむなくか、と思っていた。
しかし、ちょっと調べてみると、橋下氏から政界に誘われたとか、そして、上からの指示でやむなくではなく明確なポリシーを持ってあの悪名高い武富士の弁護をしていたようだ。完全にイメージが崩れ去る(笑) そしてありがとうヤフコメ民(笑)
以下、当該訴訟の被告人の方の証言などがある記事から引用抜粋しておきます。
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_10862/?p=7

一度だけ、この武富士訴訟の責任を追及されたことがある。

『弁護士の業務というのはどんな状況であれ、それぞれの立場、それぞれの意見、自分のクライアントの意見というのをしっかりと出して、それを双方がやって、最終的にそれを裁判所が判断するという仕組みです。たとえば極悪な殺人犯であったり、強かん犯であったとしても、言い分がある部分がある。それについて弁護士とはその言い分を裁判所にあげて、そして最後は裁判官が判断する、それがまさに弁護士の仕事であり、弁護人の仕事であるということです」』

『「ご指摘の裁判についても、同様に日本で認められている訴訟制度において、そして依頼者の利益を守るための主張をする、そして結果的に裁判所において敗訴ということにはなりましたけれども、これは当然日本で認められている制度でありますから、何の問題もないというふうに思っています。これは憲法上、認められた権利です」』

これに対して

『「会見で吉村氏は、弁護士が依頼者の権利を守るのは当然で、裁判でたまたま敗訴になっただけ、というようなことを言っていましたが、武富士裁判では武富士が敗訴になったわけではない。武富士自体がその訴訟を『訴権の濫用』『捏造』『不法行為』であることを認めて、請求放棄と請求認諾をしたんです。そんな訴訟の代理人をやっていたことが、なぜ当然の行為になるんですか。弁護士だからって、依頼者のためなら何をやってもいいというわけではないでしょう」』

吉村氏の理屈は弁護士がよく使うロジックだが、これは依頼者が正当な言い分があるからこそ成立する理屈だろう。
そもそも、この訴訟は依頼人自体が捏造を認めているのだから、この理屈は当てはまらないことになる。
謝罪や反省は別として、本当に何も問題がなかったと思っているのだとしたらそれはそれでかなり問題と言えそうだ。

弁護士という職種はサイコパスが多い、なんて事を言う精神科医もいる。

怖い世の中です(笑)




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