米国の金利上昇で金(ゴールド)の価格が下がる事に賭けて一発逆転を狙う

   

金(ゴールド)と米国の金利に密接な相関性があることを最近知った弱小ブロガーです。
きっかけはこんな記事→「金価格」の上昇と「実質金利」の低下について
さて、この記事の中で実質金利が重要だ、と説かれています。なるほど。
ブレークイーブンインフレ率などというものがあることも初めて知りました。勉強になりやす。
さて、さらに検証をすすめていくと米国の実質金利がめちゃちゃマイナスだと言う事が分かり、更に実は日本の実質金利がプラスになっているという恐ろしい事実を知りました。黒田さん、大変ですよ(笑)コラム:大幅マイナスの日米実質金利差、縮小時が円高転換のサインか=佐々木融氏
リンク先が消失するという事態が多発しているので念のため抜粋引用しておきます。

〇J.P.モルガンが算出する先進国の政策金利加重平均値から先進国の消費者物価指数前年比を引いた値でみると、実質政策金利の加重平均値はマイナス3.5%まで落ち込んでいる。この数値は1970年代まで遡ってみても、文句なく過去最低水準だ。
〇日米実質金利差(政策金利から、除く食料・エネルギーで見た消費者物価指数前年比を引いた値)は、現在、マイナス440bpと1980年以来、41年ぶりの大幅なマイナス金利差となっている。米国の実質政策金利がマイナス3.8%で、日本の実質金利がプラス0.6%だ。
〇円を売って米ドルに交換して、そのままキャッシュで保有し続けると、実質的には4%以上の損失ということになる。米30年国債に投資して利子を受け取っても実質的には2%以上の損失になる。

米国株や、暗号資産の価格上昇が止まった時、米国の大幅にマイナスとなっている実質金利が意識され始める可能性がある。なぜなら、価格が上昇する資産が無くなったら、ドルに投資する意味はないからだ。ドルをキャッシュや債券で保有しているだけでは、実質的な損失を被ってしまう。

記事はこう締めくくられています。

逆説的だが、日米実質金利差のマイナス幅が拡大しているうちは、ドル/円相場は下支えされ、逆にマイナス幅が急速に反転縮小し始める時に、大幅なマイナスとなっている実質金利が存在感を示し始め、ドル/円相場の下落につながるのかもしれない。

現在ドル円は115円台に突入。いわゆるドル高円安です。その一因に米国の金利上昇があげられています。
記事の理論によればドル円相場はさらに下落するということなのでドル安円高になりそうですが。
まず記事のロジックでは実質金利が米国の方が大幅に低いのでドル安円高でいいはずなのに110円台で安定しているのがおかしいという事が前提にあるようです。
要するにドルはもっと安くていいし、円はもっと高くなるはずだと。勿論実質金利ではなく名目金利でトレードしている割合が多いとも書かれていますが。
そもそも、何を、或いはどこを基準にして円高だとかドル高だとか言うのか?
いずれにしろ、ドルが下支えされているのはドル建て資産の上昇が要因であるとされています。
そして米国の実質金利が上昇するとドル円相場は逆に下落するのではないか?と分析されていますね。通常は当該国の金利が上昇するとその国の通貨も上昇しそうですから逆説的に、という事になるのでしょう。
さて、本題の金(ゴールド)はどうなるのか?
以前、金(ゴールド)の価格上昇の事で記事にしたときに、金相場が下がっているのは金利のせいらしい金(ゴールド)相場はドル相場ではなく、金利が影響していると再認識させられましたが、そうなると仮に記事が言うように米国の実質金利が上昇してドル価格が下落したとしても金利は上昇しているのだからやはり金(ゴールド)の価格は下落するということでよろしいか?そうなんか?
更に言えばドル建てなのでドル安円高になって結局円に交換したときには目減りして元の木阿弥むしろマイとか・・・
ということで相場ってむずかしいっすね(笑)

理論先行の経済学と言う幻想

実質金利とは名目金利から期待インフレ率を差し引いたものだとすると、確かにドルをキャッシュで持っているのは実質的に損していることになる。
しかし、これはドルをキャッシュで持つことに対して何と比較しているのかというとこの記事で言えば「円」である。
更に言えばこの考えの前提にあるのは実質金利という考え方である。実質金利は期待インフレ率が上昇すると下がる。
キャッシュで持つと損するとか得するとか言う考えの前提にあるのはキャッシュで持つかモノで持つかという比較である。
確かにインフレ率が上昇していけばモノを持ったほうがキャッシュで持つよりも相対的に良さそうだ、となる。
しかし、それは比較対象がモノの場合である。
最初からキャッシュそのもので比較した場合はどうか。当該通貨の金利が低い時よりも高い時のほうがやはり単純に考えれば高くなって然るべきであろう。あくまで単純に考えればの話であるが。
現実問題として、日米の実質金利がこれだけ開いているならこの記事の言うロジックからすればどんどん円高が進むはずだがそうはなってないない。
その要因がドル資産の上昇にあるのか?そうだとすれば、仮にこれから実質金利が上昇し、本来のロジックで言えばドル価格が上昇するはずで、そうだとすればドル建て資産が上昇することになる、そうするとやはりドルの下支え要因になることになる。

市場参加者からは「実質金利差を見ながらトレードはしない」という声をよく聞くが、短期的な為替相場の変動には名目金利差の方が影響を与えるため、そうした声はもっともだと思う。

米国の名目金利が上昇→ドル高になる
名目金利が上昇すればドル建て資産の価格上昇がとまる→ドル安要因
しかし、ここでよくよく考えなければいけないのはドルが仮に安くなるとしてそのペアとして円が買われるのか?ということである。

ドル建てで取引されている暗号資産への日本人による投資のフローも、結果的にドル/円相場を下支えしているのではないかと見ている

確かにこのような側面はあるとしても、以前ほど安全資産としての「円」の価値はないとも言われているのでドルを売って円に換える人がどれくらいいるだろうか。




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