ワクチン接種の予約がとれないのにワクチンを打てという

   

ほとんど外に出ない(引きこもりともいう)。
世間はコロナで大騒ぎ。ワクチン接種はよそさまがすんでからにしようと思い打たないでおいた。
私のような引きこもりより、社会で貢献している人たちを優先させたほうがよい(決してワクチンの副作用が怖くて様子見をしていたわけではない、決して)。

 

ワクチンが少ないなどと政府がのたまっていたが、確か2億回分は調達したとか言っていたので、だいぶワクチン接種もすすんだろうと思い、我が超スーパー田舎の佐賀県なら予約もとれるだろう。
ホームページを見てみる。

 

・・・8/30~9/12分でわずか5000回分。
ワクチン接種がだいぶ進んでいればこれくらいでも充分ということか。
現在のワクチン接種率を見てみよう。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/pref/saga/


佐賀県全体でワクチンを2回接種した人はおよそ4割強。
高齢者の方の2回接種率は89%と非常に高い。
64歳以下の接種率が良く分からなかったが、2回接種した人の数は約97000回。
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00368284/3_68284_158761_up_yql5u65q.pdf
佐賀県の15歳~64歳人口が令和2年でおよそ45万人なのでざっくり40万人程度の母数に対して10万人ということは64歳以下接種率が25%程度しかない・・・

 

ワクチンの供給量が需要に満たないという政府のアナウンスはだいぶ前にあったと思うが、そもそも論として高齢者に優先接種した理屈からは今度は50代、40代と随時年齢層を下げていくのがよさそうだが、逆に若い人から優先接種させたほうがいいというような意見さえまかり通ってしまう国だからこの失策もやむなしか。
50代40代に優先接種させていたら今頃50代の8割程度はワクチン接種完了していたかもしれない。当然感染者数や重症者数の伸びも抑制されていたことだろう。
自宅療養者が増え、本来若い人であれば発症しても軽症で済むような場合でも死亡する人が増えてくるかもしれない。
確かに重症化率については若年層は高齢者層より格段に低いかもしれないが、こんな超ド級スーパー田舎の佐賀県で感染者数が100名を超えてきたように母数が増えればいくら重症化率が低くても総数は増えることになる。
ということくらいは頭のいい人たちなら分かっていたはずだが、政府は戦前の大本営のように声のでかい人の意見がまかり通っているのだろうか。
いや、もはや希望的観測で場当たり的な対応をしているだけなのだろう。もはやそこにあるのは戦略ではない。
2億回分とかいうのも契約ベースの話であって、絶対供給される保証などどこにもない。相手の言うことを簡単に信用して最後の最後まで当てにしてしまう。

 

戦略なき日本 万歳




 - 国家権力とか