電気代高騰の中looopでんきの利用明細更新がきたので恐る恐るみてみた

   

電気代が高騰しているという。
いや、これはミスリードであり、市場連動型の電気プランを契約している場合だけである。
従ってlooopでんきは市場連動型自体のプランがないので我々契約者は直接には影響がありません。
とは言え、looopでんきも電気の卸売り市場から電気を買っていますので経営を圧迫することは確実です。となれば電気料金も引き上げられる可能性もあるわけです。
市場連動型プランじゃないから大丈夫などと左うちわでいられる話でもないのです。逆に言えば市場連動型プランのお客様が全然いないのに、卸売市場からばばっかり電気を購入している電気事業者はヤバいわけで、結果必然的に自社の電気料金を引き上げなければ経営が・・・
さて、looopでんきから明細がきていました。
今回はかなり電気を使ったという認識が自分にもありましたのでどれくらいになっているか早速チェック。

ちなみに前月は↓

思ったほど上がっていないといいうか、前月も結構使っていました。というか冬の方が電気もガスも使いますね。クーラーは電気代がかかるというイメージの昭和世代の頭から抜け切れていませんが(笑)
単価がまったく変わっていませんね。これで逆に大丈夫なのか心配になりますが、looopでんきからこの件につきメールがきていました。
電力デリバティブを利用するlooopでんきに乾杯

日本卸電力取引所(JEPX)電力取引価格高騰と当社の対応についてお知らせ
■Looopでんきは大丈夫なのか?
当社が安定した電力を継続的にご提供できるのか、不安に思われるお客様もいらっしゃるかもしれません。しかし、当社は、従前よりJEPXのみに限らず、様々な手段を組み合わせて調達を行っていますのでご安心下さい。
その一つが、「相対(あいたい)契約」といって、特定の調達先と一対一で(相対で)電気の取引を行うものです。この契約は、一定期間に一定の価格で供給契約を予め結ぶもので、JEPXの価格に左右されず電力を調達することができます。当社は独立系NO.1の新電力として、幅広い調達のネットワークを有しています。

また、JEPX価格が高騰した場合でも高騰分を相殺する、保険に少し似た「電力デリバティブ」と呼ばれるサービスも契約しています。

JEPXの価格が安いときには、これらの契約により原価が高くなる場合もありますが、お客様に安心して電気を使っていただくためには安定供給が必要と考え、体制を整えてまいりました。当社は今後も電力の安定的な提供を行うことに自信を持っております。

電力にもデリバティブがあるとは初耳でした(笑)
考えてみたら卸売り市場があるということは先物も理屈ではつくれますし、オプションだってありですよね。
原油価格が上がるとガソリン価格も上がりますよね?以前からなぜ先物とかでヘッジしないんだと思っていたわけですが、原油の現物と先物の関係をちょっと調べてみると結局はフルヘッジできずにコストがかかってくるのでどうせ消費者に転嫁できるからいいやってことなのかもしれません。
しかし、でんきの場合はちょっと違いますよね。ガソリンは各社いわば市場連動型プランを採用しているわけです。年間通じて固定のガソリン価格なんかありません。これはメリットでもありデメリットでもあるわけですが、でんきの場合は自由化の影響で固定型と市場連動型が混在する。それぞれユーザーはどっちがいいか見極めて契約するわけですが、固定にすると今回みたいな場合に業者さんが直接その煽りをくらい、ユーザーに転嫁できません。
つまり、ガソリン元売り、いわゆるメジャーのように庶民に転嫁しておけばいいという言わば殿様商売は難しい。
そこで多少コストがかかってもそのヘッジ、保険をかけおてかなければならない。
ところで楽天でんき新規の契約を一時停止したという。
「楽天でんき」が新規契約を一時停止、電力市場価格の高騰を受け
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以前NHKで欧州の電力自由化の特集をやっていたけど住民のインタビューで、最初は安くなるけどそのうち淘汰されて言い値になり自由化前より高くなったと言っていた。
日本も同じ様になりそうだね。
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コメントにもあるようにこれは昔から言われていたことですね。
携帯電話のMVNOもそうですが、自由化しても結局設備をもっていない体力のない会社はどんどん淘汰されていって結局寡占状態になって料金が高くなる可能性は否定できません。
むしろ、電気代もっと高くしたいがために自由化にうってでた電力会社の陰謀なのかもしれません。
なんつって




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