資本論と日本語 田舎にない資本論

   

NHKの100分で名著という番組で資本論をやっていた。
資本主義ってそもそもなに?という素朴な疑問。大学で経済学などを学んでいない私には分からない。
そこで改めて資本論でも読んでみようか、となるのだがこれがどうやら難しいらしい。
内容もさることながら日本語訳が実はまともなものがないという意見すらある。原著で読んだ方がマシだと。原著ってドイツ語では?
英訳ではいいものがあるらしいが英語だぞ(笑)NHKの英会話番組ですら聞き取れないのに(笑)
以前から日本語のおかしさ、難しさについて記事を書いていたが(誰も読んでないですけど何か?)日本語自体がおかしいというよりも結局日本語にどっぷりつかった日本人が、日本人的思考、論理で意訳してしまうと焦点がぼやけてしまい、結局ぼや~っとした感じになってしまうのではないかと推測。
そのあたりをきちんと認識したうえで、経済学や哲学にも精通した人が翻訳家とチームを組んでマルクスがいいたい事をそのまま伝わるようにしたほうがいいだろう。
ここで変に意訳してしまうと誤解を与えたりする可能性もあるし、直訳しすぎてもまた意味不明になってしまう。
変な日本語訳だと本当の資本論を理解したことにはならない。変な日本語訳の資本論でしか勉強したことがない日本人は本当の資本論を理解している人なんかいないんじゃないかと言う人もいるくらいである。
番組ではマルクス研究界最高峰の賞、ドイッチャー記念賞を受賞したという斎藤幸平氏が出演されていたがこの人は日本人なので本当に資本論を理解していないのか?と思い経歴をみると恐らく原著を読まれているはずなのでなるほどである。
ということで、だったら斎藤浩平氏が訳した本でいいのではないかと思い立ち探してみると

ドイツで売れてる入門書らしい・・・
近くの図書館には置いてないので買うしかない(買いなさいよ!)
訳本としてはこれがいいようだ

しかしこれも図書館にはない・・・
田舎だからなのか、それとも資本主義社会の陰謀なのか
なんつって




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