「見えないダムが守ってくれた」九州豪雨で諫早、大きな被害なし 干拓の調整池、治水機能発揮
ヤフコメを見るとよく思うのは、ヤフコメに書き込む人たちは巷で言われている事と違う意見が出るとそれに飛びつきやすいということである。
つまり、一般的にこうこう言われているが実はこうだったんだ、ということでそう言っていた人たちを批判するというわけである。
今回は諫早湾の干拓であるが、この問題は一般的には無駄な公共事業の代表のように扱われているが、今回の大雨では治水としてそれが機能したという記事である。
それに対してコメント欄は称賛の嵐である。
さて、本当に治水に役立ったのか?それはきちんと検証されるべきであるが、この記事ではデータが実証しているとなっている。果たしてそうか?行政の関係者だけではなく、専門家にももっと話を聞くべきだろう。諫早湾のギロチン堤防が閉め切られてから漁業被害が出たということだったが、それはデータでは漁獲量が減少しているものもあるがデータだけではそれは分からないのと一緒だろう。実際海苔の生産などは増えていたりする。こうなると因果関係なんかデータだけで分かるはずもない。
何が言いたいかというと治水というのはダムを作れば大丈夫、などというものではないし、仮に大丈夫だったとしても周辺の環境に与える影響はどうなんだという風にその地域全体でみる必要があるだろう。
従って仮に諫早湾の調整池が治水に役立ったとしてもそれに伴い他に悪影響がでていることも十分あり得るが、コメントを見るとこの点は完全に抹殺されている点である(笑)
あげくのはてには漁業者には補償しているからいいという。漁業者に保証すればいくら海を汚してもいいのかというとそんな話ではないだろう。
勿論水害を減らすためには仕方のない部分、妥協しなければいけない部分もあるだろう。
問題はこのように、いい面を報道されればマンセー悪い面を報道されれば罵詈雑言に一気に傾いていしまう悲しい人間の性なのである(佐賀にかけているわけではない。なんつって)。