引きこもりで悩んでいる人は環境を変えてみるのも一つの手かもしれない

   

引っ越しをしていて気づいたことがある。
蛆のわくこの部屋で約4年ほど引きこもっていたのは本当に時間の無駄だったことを。
引っ越しをするという前段階の部屋を決めるという作業だけで億劫になり、嫌気がさし、そして同じ市内であっても不安になるという、今までにないほどの深刻な精神状態に自分が陥っていることを気づかされたわけである。
引きこもりというより、社会と接点をもたないといったほうが正確なのかもしれない。
社会と接点がないというのは自由である反面、人として何かがおかしくなっていくようだ。様々な外部的な事象に対して、自分が正常に対応できているのかの判断が完全に独りよがりになっていることに気づかない。
いざ、就職などをしようとしてもそこでうまくやっていく自信がなくなっているため、仕事につくことができなくなる。そして引きこもりがさらに長引いてしまうのである。

 

さて、今回いわば半強制的にとでもいうか引っ越しをすることになり、なんだか気分が一新されたような気がする。
気がするだけで何も変わらないかもしれないが、数日間色々と作業をするというだけでも最近なかったことで、これはこれで社会復帰のリハビリと言えるかもしれない。
ある程度強制的に何かをしなければいけない状況を作り出さないとどうしようもないことがあると、確かに私はそう思う。勿論それが以前の戸塚ヨットスクールのように体罰暴行、精神的に追い込むなどであれば本末転倒ではあるが。
覚せい剤の常習者などが警察に捕まってよかったとか言うことがあるが、結局自分の力だけではどうしようもないことがあるのだと思う。それは要するに病気なのだ。
半ば強制的に現状を変えるようなことでも起きなければどんどんドツボにはまっていくだけである。
そして、何も知らない外野はこういう。
「毎日夏休みでいいね(笑)」
そして、そういう外野は自分が無職になって初めて自分の考えの浅はかさに気付く。みんな病気になって初めて健康のありがたみを知る。

 

とはいえ、仮に社会復帰したとして果たしてそこに何があるのだろうかという根本的命題に行きつくのであるが、それはひとまず置いておこう。




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