マネーマスって知ってますか?日本語圏というだけで不利

   

※追記
意外にアクセスがあったので記事を補足修正しておきます。
改めて記事を書こうとマネーマスを検索したらトップに来ていたのでビビったわけです。
こんな記事だと訪問した人は幻滅だろうと(笑)
念のため以前の記事も下の方に記載しておきますが読まなくていいです(笑)
しかし、改めて検索してみると以前ヒットしていた記事もヒットしなくなっています。
グーグル先生大丈夫か?

 

とりあえず、以前の記事や下書きなどを再度まとめ直しておきます。
まず、ここで言っているマネーマスとはオプション取引においてスマイルカーブを表示するときの表し方についてです。
恐らく、マネーマスというのは色んな使われ方がされていると思います。定義があるのかないのか分かりません。また検索数も少ないことから使っている人もそう多くない言葉なのでしょう。
ここでいうマネーマスとは、端的に言えばスマイルカーブを表示する時に権利行使価格ではなく別の指標(ATM、デルタ)を使って表示する考え方とでもいうべきものです。
権利行使価格ではなく、ATMやデルタを使うと時間的影響などを排除してIVがどのように動いているかが分かりやすいということから使われれているようです。
つまり、ATMやデルタは変動しますよね?デルタが0.1だったらそのデルタ0.1のオプションのIVを追っかけるといった感じになります。
ATM基準にするとは要するにATMから250円離れたところ、500円離れたところを追っかけるということです。
具体的なやり方についてはこちらの記事が参考になります。
http://delta-hedge.xyz/nky_iv/
オプション初心者だとそんなことしなくてもいいのでは?と多分思うでしょう。マニアック的過ぎると。
しかし、取引をしているとすぐにIVの動きに違いがあることが分かります。同じ限月でも権利行使価格によって違うし、コールとプットでも違うと。
相場が下がればIVは上がる、などと言われていますがコールは大して上がらずプットだけ上がる場合もあれば、逆に相場が上昇してもプットのIVは上がっていたりします。特に残存期間が短くなると、それほど相場に動きがなくてもIVだけ上がっているように見える。

しかし、それをATM基準でみるとまた違った景色が見えたりします。
とはいえ、ATMから500円離れているオプションというのが都合よくあるわけではありませんし、いつもデルタ0.2が丁度あるわけでもないので自分で計算して表示する必要がありますね。
そこで、こちらのサイトではこのような記事が紹介されています。
https://clnx.jp/smile-catcher-no-time-difference-smile-curve-commentary-and-implementation/

興味のある方は参考にされてみてはいかがでしょうか?
以上オプションで損しまくっている弱小ブロガーの戯言でした(笑)

 

以下、以前の記事
オプション価格ではなくIVを算出する方法はないか調べていたら、マネーマスって言葉を初めて知りました。
マネーマスを検索すると、マネーマス自体解説しているサイトがほとんどないという嘆きの記事がありました。
でも英語で検索すると結構あったりするんですよね。日本語サイトで情報が少ないけど英語圏ではめっちゃあるって、あるあるですね。日本人は知らないだけ、悲しき現実です。投資のせ

さて、そんな中面白い記事を発見しました。(で、マネーマスって何かって?よくわかりません(笑))
過去2年のオプションの平均リターン

2016年4月から2018年3月までの日経225オプションを売り建てて毎月1か月間SQまで持ち越した場合の各権利行使価格のオプション平均リターンを算出した。

オプション取引している人ならだれでも一度は考えると思うんですよね。とにかく定期的に売り続ける、あるいは買い続けるとどうなるかと。
でも、ほとんどの人がデータとったりしないと思います。だから儲からないんですよ(私の事ですか(笑))

詳しくは当該記事を参照してもらいたいですが、結果としては

インザマネーはプット売りがプラス、コール売りがマイナスとなっている
アウトオブザマネーはもう少し複雑でプットは一貫してプラスなのに対してコールは近いものはマイナスで1500円でトントン、1750円ぐらいからはプラスになっている

 

1500円とか1700円がアットザマネーから離れている価格であり、これが要するにマネーマスの考え方のようです。
オプション取引ではIVが重要な概念ですが、IVが上がったと言っても残存期間が短くなったせいで上昇しただけかもしれませんし、ATMが動いたせいかもしれません。
そこでマネーマス、らしいです。スマイルカーブの横軸を権利行使価格ではなくマネーマスで見る。ということで、マネーマスではなくデルタで見るというやり方もあるようです。

頭のいいひとたちは考えることが違いますね(笑)




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