仮想通貨は流出するのに銀行のお金はあまり流出しないのか?

      2019/07/18

ここに書いてあることは無職のおっさんが考えたことであり、備忘録ですから華麗にスルーして下されば幸いです。

仮想通貨が流出したとか消失したなどというニュースをたまに目にするが素朴な疑問。銀行口座からも不正に送金されているとは思うが(つい先日クレジットカードの不正利用をされたりしましたが)、数百億円も一気に銀行口座から流出したとかあまり聞かないのはなぜか。

仮想通貨はとても安全性が高い、と言われていたがこれはどういうことなのか。
そもそもブロックチェーンによりこれまでの取引履歴は全て記録されているのになぜ追跡できないのか?
仮想通貨がこれだけ盗まれまくるのに、銀行口座からお金が流出したとかあまり聞かないのはなぜか?

そもそも取引所に保管されている仮想通貨はオンライン上に保管されているので取引所がハッキングされる可能性がある。
取引履歴はすべて記録されているが個人を特定することはできない。取引所などで取引する時は本人確認が厳格になされるようになっているが、取引所だけで仮想通貨が交換取引されるわけではない。
個人でもいわば銀行口座のように仮想通貨の保管や送金を行えるウォレットを持つことができる。
この点、銀行口座の場合は窓口ではなくオンライン上で特定の口座に送金しようとすれば銀行口座が原則として必要となるし、送金先も同様である。銀行口座を持つには当然本人確認があるが、仮想通貨の場合は完全な匿名で送金できる。この送金の間に善意の第三者という架空の人物でも噛ませ、さらに分散させることにより取引履歴は追跡できても一体誰が犯人なのか特定することは困難となる。
この事は銀行口座についても同様に言えることではあるが、銀行口座を大量に用意する必要があったりと仮想通貨のほうがよりハードルが低いため、銀行のシステムをハッキングできるなら仮想通貨を盗んだほうが効率がいいということになろう。

※追記
仮想通貨売買などで利益をあげるつもりがなければ仮想通貨を取引所に保管しておく意味はほとんどない。
現在は仮想通貨が流出してもほぼ補償されているが、これから先はどうなるか分からない。




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