窓を開けて寝る人たち~日本はそんなに平和なのか

   

向かいにそこそこでかいマンションがある。
南側にあるそのマンションのせいで陽当たりが悪い。このマンションさえなければ・・・

向かいのマンションまでは約5,6メートルほど離れているだろうか。

夏になると窓を開けるところも多くなる。窓と言うよりは扉のようになっており、すだれのようなものがかかっているので中を伺い知ることはできない。

向かいのマンションは分譲マンションであり、家族で住んでいるところが多いだろう。部屋数も複数あるに違いない。
こちら側から見える部分はあちら側のマンションで言えば北側になるため窓を開ければ風通しがよくなることは想像に難くない。

とは言え、しょっちゅう扉が開いてはいるものの開けているところや閉めているところを一回も見たことがない部屋がある。
先日、夜中外を何気なく見たら向かいのマンションの当該部屋の扉は開けっ放しであった。どうやら一日中開けっ放しなようである。

どれだけ不用心なのか。日本は平和である。その昔、ウィークエンダーとかいう下ネタ満載の巷で起こった低俗な事件を扱う番組で印象に残った事件がある。
その事件は夏の夜、網戸にして戸締りをしていない家で起きた。泥棒目的だったその犯人は難なく家に忍び込み、すやすやと寝ている奥さんに猥褻な事をしようとしていたという事件だった。その奥さんはどうやら寝ぼけていて旦那がちょっかい出して来ていたと思ってなすがままになっていたらしい(笑)。

向かいのマンションの開け放たれた扉を見て、毎回そんなことを想っているおっさんというのもまた気持ち悪い話である。
しかし、よくよく考えてみると自分だって網戸にして寝ているのであった。
誰かに襲われるかもしれない・・・

あぁ・・・




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