なぜ海外の住所表記と日本の住所表記は逆なのか?

      2024/03/23

NHKのEテレのエイゴミッションという番組を見ていて、なぜ海外の住所表記はまず番地からなのか改めて疑問に思いました。

分かりやすい記事がありました→日本とは違う、住所の書き方に現れる英語圏の世界観

端的に言うと、自分を取り巻く大きな存在をまず中心に考えるのが日本人といったところでしょうか。
また、米国では住居表示で最初に示す数字は、奇数と偶数とで同じ通りのどちら側にあるのかが分かるように使い分けられているそうです。
ホテルのルームナンバーも同じで、奇数と偶数は、廊下のどちらか片方に決まって使われており、道路番号は、奇数が南北、偶数が東西に走っている道路に与えられるそうで、こんなこと初めて知りました。

確かに、Eテレの別の英会話番組でも同じようなエピソードがありました。
例えば、神社で買うお守りの中身を見る見ないのシチュエーションで相手に中身を見ないほうがいいと指摘する場合、日本人の場合はみんなが中身は見ていない、だから見たらダメだよという。
一方で海外の人は、自分は見ない方がいいと思う(が、見たければ見れば)という。
一般的には海外の人のほうが自己主張が激しいように言われますが、上記のシチュエーションの場合一見すると日本人は自己主張していないように見えるものの、周りがみんなそうだから貴方もそうしなさいと、かなり押しつけがましくなっていますね。いわば自分の考えを周りの意見に化体しているようにも見えます。
いずれにしろ、海外の場合は自己主張ははっきりとしていますが、日本人は自己主張をはっきりとはしていません。周りの意見、周りの考え方をまず最初に打ち出していますね。

この事から見えてくるのは海外の人は自己主張を日本人よりはするかもしれないが、その分、個人(相手)の人の考えも尊重しているという点でしょうか。
日本人は自己主張せず周りにあわせる傾向にありますが、その分大勢の考え方を押し付けてしまう傾向にあると言えるでしょう。

さて、どちらがいいのか・・・

さっぱり分かりません (笑)

住所に関して言えば、特定の人の家に行こうと考える場合、近場を除き(というか番地からだと同じ市内かどうかは分かりませんよね)より大きなものから細かいものへ行くほうが分かりやすいような気がしないでもないですが。
現在は郵便番号である程度の住所が特定されますので、そうなると細かい住所表記だけで済むとも考えられますね。
ま、なんでもかんでも海外のものを導入していく日本ですし、海外からの旅行者の便宜を図るため地図記号まで変えようとするくらいの国ですからそのうち住所表記も変わるかもしれません。
それだけ今までやってきたことがいかに適当だったかということの裏返しかもしれませんが。




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