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Burn the Bridge behind you




デトロイトとマリオAIのゆくえ~人間ってなんだ

      2019/07/01

年末年始にPS4が特典つき(ゲーム2本)で安く手に入るキャンペーンがあったのでPS4を購入し(速攻メルカリ行きですけど)デトロイトというゲームをやってみました。
日本人には作れないのではないかみたいなレビューがありましたが、確かに技術的にともかくストーリー的に日本人には考えつかないかもと思いました。
AI=人工知能をもった人間もどきの行きつく先と言えるような感じですが、人間ってそもそもなんなのか?というそれこそ人類がこれまでもそしてこれからも考え続けるだろう根本的命題が人工知能によって更に現実的問題として直面させられるわけです。
日本人でもそれくらいのこと考えつくのはつくとして、それをゲームにして壮大な物語にまで昇華させるという意味で、これまでゲームの世界をリードしてきた日本では考え付いたとしても逆に作品としてつくって販売しないかもとも思いました(商業的にどうなんだ?売れる作品として作れるか?)。

とは言え、先日NHKでマリオAIのゆくえという、AIを人間の脳にインストールしたら?みたいなドラマをやっていました。
正直あまり期待はしていなかったのですが、テーマがAIなので見てみました。NHKのドラマは秀作が多いですがある意味期待を裏切りこのドラマもかなりの秀作でした。
小難しい事を考えずに見始めても誰しも小難しい事を考えさせられてしまう。
単純な近未来のSF的な話ではなくAIをいかに人間的にするか?いやそもそも人間的ってなんだというまさに人類の根本的なテーマが主軸となり、それを人間ドラマにまで昇華させています。冒頭、日本人にはデトロイトのようなゲームは作れないだろうとほざいてしまったことを撤回させて頂きます。
また、AIをインストされた元警官役の西島秀俊さんが微妙に大根なのがほんとにAIっぽくてハマっていました(失礼)。予想に反してETみたいな展開でおじさん涙がちょちょぎれてしまいました。
最後、コンピューターの中に戻ったマリオが言います。ここはべたつく風もない腹がへることもない、快適だ。だけど隣に誰かがいないと生きている実感がしない。

ひきこもっていると生きている実感なんかまったくないです。要するに棺桶に片足を突っ込んでいる生きる屍なんですよね。
飯食ってくそして寝るだけ。ただ、動物は恐らくそんなことに疑問なんか感じないのかなと思います。色々と余計なことを考えてしまうのが人間らしいといえば人間らしいですが。
そう考えると人間らしさなんか余計だとも思えますが。
そもそも人間に生きる意味なんかないって説からすれば別にひきこもっていようがいまいが、生きる実感があろうがなかろうが別にどうでもいいっちゃいいわけです。

いずれにせよ、多分答えは見つからないですし、仮に見つかったらめっちゃ困るわけです。
これこれこういう理由で貴方は生きていると決まっているとしたら、そのように生きて行かなきゃならないわけで、抽象的ならまだしも物凄く具体的だったらどうでしょう。
例えば、看護師になって人様を救う為に生きているとしたら、看護師にならなきゃいけませんよね。まるで運命が決められている、自分の人生が生まれた時から決まっている、そんな人生ってどうなんだというまた新たな問題が浮上。抽象的に幸せになるためとかだったらまだいいですけど。人間ってなんだかんだでどんな状況でも何かしら疑問を持って行き続けるんじゃないでしょうか。
幸せになるために生きているっていうのもなんだか変ですし、幸せってなんだっけって話ですし。
なんだかんだこの世の中って人間にとって都合よく作られてるなとも思うわけです。
例えば基本的に人を殺すことはもとより自殺することもよくないとされますよね。というか怖くて自殺なんかできないと思いますが。
でも死んでも全然怖くありませんよ~みんな天国行けますよ~とか、死んだらまた別の肉体に転生しますよ~とか、死ぬことはいいことです!みたいになっていることが判明したらみんな嫌な事あったらゲームのリセットボタン押すみたく簡単に死にまくるんじゃないかと思うんです。
そうしたらこの社会って維持できませんよね恐らく。

脚本は誰が書いたのだろうと思って調べてみたら、散歩する侵略者の前川知大さんでした。なるほど。

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