ヤフーニュースにコメントする人たち~逮捕されたら終わりですよ~一罪一逮捕一勾留の原則とか笑止

   

カルロスゴーン氏が再逮捕されたことが物議を醸している模様
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虚偽記載の期間が違うだけで逮捕を繰り返すことに対して海外から批判がでているようですが、その筋の人たちからしたら(どのスジやねん笑)何を今更という感じでしょうか。
ゴーン氏でなければ当然誰もなんとも思わないことですよね。日本のマスコミでこの手の話を取り上げるところなんかありません。

恒例のヤフコメチェック。
再逮捕を繰り返して勾留期間を事実上延長していくやり方について批判的な人が多いだろうと思っていましたが意外に肯定的な意見が多く、おじさんびっくりであります。
肯定的な意見で多いのが海外ではこうだから日本もこうすべきというのはおかしい、日本は日本の独自のやり方があるという一見たくましい意見。
また、カルロスゴーンだからといって特別扱いする必要はなく通常のやり方(いつも再逮捕やってますけどなにか?)でやるべきであるといったこれまたたくましい意見。

とは言え、今回の事案の場合は海外ではどうやっているのかとか、カルロスゴーンのような著名人だからどうだとかそういったことが問題の本質ではありません。

もし、あなたが被疑者として拘束された場合にどう感じるか?という話です。
もし、あなたの家族や友人が逮捕されたらどうでしょうか?
同じ容疑で逮捕が繰り返されるとしたら拘束期間が長期間に及び、そのうち心が折れるかもしれませんね。社会復帰もままならないかもしれません。
そうならない為にも早期に決着を図るべく無実にも関わらず自白をしたほうが得策だと思うかもしれませんね。

だからこそ一罪一逮捕一勾留の原則、などというものがあるのかもしれませんが、法理論などというものは自然科学の理論と違って解釈次第でどうにでもなる代物です。

そもそもですが、逮捕状を発付したのは裁判所ですからもし裁判所が問題だと判断すれば却下していたでしょう。
しかし、裁判所は逮捕状の自動販売機と揶揄されるほどですから、書類形式上の不備程度しかチェック機能が働いてないとみるべきでしょう。

つまるところ、日本には日本の独自のやり方がある、などと嘯いたところで実際はその独自のやり方すらまともに機能していないとみたほうが適切なのかもしれません。

無実の人間が自白なんかするはずがない、なんて長期間拘束され連日連夜罵詈雑言、恫喝されながら言える自信は私にはありません。

他方、犯罪を生業としているような社会不適合者がなかなか捕まらず、捕まっても軽い刑罰で社会に戻ってきたりします。

色々と怖い世の中ですね・・・
あぁ・・・




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