パイロットは飲酒操縦しても捕まらない?アルコールに甘い日本

   

JALの副操縦士がイギリスで逮捕されましたがJALパイロット、英ヒースロー空港で逮捕 飲酒検査で上限値の9倍超
よく記事を読むと、まだ飛行機に乗る前に逮捕されています。
日本ではパイロットが航空機を操縦する際のアルコール規制に対する基準値がないという恐ろしい国(各航空会社基準のみ)なので操縦士らの飲酒基準、強化へ JAL副操縦士の飲酒受け逮捕することはできないかと思いますが、操縦する前でも逮捕してしまうという飲酒運転ならぬ飲酒操縦に厳格な態度で臨んでいる国と、民間の航空会社にその規制の一端を任せている国とはアルコールに対しての認識がそもそも違うと言わざるを得ません。

社内のアルコール検査にひっかからなかったのになぜ飲酒がバレたのか疑問におもっていましたが、記事によれば相当酒臭かったようですね。
ということはつまり社内のアルコールチェックの時も絶対酒臭かったわけで、数値をなんらかの不正手段でごまかしたとしても、いくら酒臭くても数値が正常だから搭乗をやめさせることができなかったのかもしれません。
JALと言えばいわずもがなで、まさに官僚的思考のなせる業なのかもしれません。
書類上、形式上きちんとしていれば内容が少々おかしくてもそこはあまり気に留めない。
手続きをきちんとやればそれで自分たちの責任は逃れられる、責任逃れの理由付けのための手続きになり下がっていますね。

そもそも日本は諸外国に比べてアルコール、飲酒に対して甘いと言われています。
酔っ払いに対してこれほど寛容な国もないようですが、その分お酒の席でのトラブルも多く、また、逆にお酒のせいにして逃げられることもままありますね。
逆にドラッグに対しては厳しい、なんて意見もありますが、法定刑からみたら特に厳しいとは言えないような気もしますが。

逮捕されたら終わりですよ。




 - 国家権力とか