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投資信託をやるくらいなら自分で株をやったほうがましは正論だった②VIXインバース編

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NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETNという上場投資信託があります。いや、既に上場廃止になりましたのでありましたというのが正確でしょう。 http://nextnotes.com/lineup/detail/vix_inv.html

ご存知の方も多いと思いますが、今年2月のアメリカ市場の暴落に端を発するいわゆるVIXショックによって一夜で-96%もの下落。
前日比-80%以上になると早期償還される為に上場廃止になりました。

VIXとはアメリカのS&Pのオプションの指数のことですが(くわしくはググって下さい)、このVIX先物の売りポジを維持するのがVIXインバースなのでオプション価格が急騰すればVIXインバースは下落するということになります。従ってアメリカ市場が暴落すればVIXインバースも暴落するという代物です。
何も知らないと、そんなものよく買うよな?と思うのが必定。しかしながら実際はVIX先物の買いポジを長期維持しているほうが損するという話から、だったら売った方が儲かるという話になって、実際VIXの買いポジが長期ダダ下がりのチャート(VXX、1552国際のETF VIX短期先物指数)を見せられると、その反対の事をやるVIXインバースは買い、という結論になってしまうのが人情。
昨年などは史上稀に見る安定上げ相場でVIXも絶賛低下中。すなわちVIXインバースアゲアゲ状態でVIXインバース祭りだったわけです。
そこにきてのVIXショックで資産を失う人多数・・・。VIXはコンタンゴにより減価するので長期保有はタブー、売ったほうが儲かるという事自体に間違いはありませんが、インバース系の商品特有の性質と早期償還があるという部分、またVIXが急騰するかもという部分をある意味無視したようなVIXインバースブーム。
巷ではVIXは上がった時に売っておけば儲かるとか、VXXは売っておけば儲かるとか・・・

ええ、私も買ってましたよ・・・笑

ただ、当たり前ですがそんなに簡単に儲かるものなのかと色々と調べたあげく、インバースを買うときはヘッジをかけたり、少量ずつ買ったりしていましたし、基本的にはインバース買いから撤退しました。

その理由としては
VIX自体がかなり低い水準なのでこれ以上は下がりにくい。
VIXが急騰したら逃げ場がない(アメリカ時間でVIXが急騰したら翌日本市場ではすでにインバースは暴落している)
早期償還条項がある
VIXインバースを買うくらいならVIX先物を売ったほうが効率がよい(ほぼ24時間取引なので逃げ場がある。早期償還も関係ない)

つまり、NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETNと同じような事が自分でもやろうと思えばやれるわけです。
NEXT NOTES S&P500 VIX インバースETNはETFではなくETNです。従ってVIXインバース指数に連動しているだけで実際にVIX先物を売ってロールオーバーしているわけでもないのに年間1.8%も手数料をとられます。
また、VIXは上昇してもほとぼりが冷めれば下がりますが早期償還があるとそのVIX最大のメリットともいえる部分も享受できない可能性もあるという商品。
これは何もNEXT NOTES S&P500 VIX インバースETNに限ったことではなく、元祖であるアメリカのXIVも同じですので実際早期償還されています(ちなみに同じVIXインバース系の商品であるSVXYは早期償還されていません。)。