無資格検査の資格とはそんなに重要な資格なのだろうか?

   

今日ラジオを聞いていてリスナーの方からメールで何通も自動車メーカーの無資格検査の事を取り上げていて少々驚きました。
どうせ社内資格程度の内部の問題じゃないのか、と思っていましたが一般の方がそれほど大騒ぎするということは相当な技能や経験などが必要な、資格を取得するのが大変難しい国家資格だろうと思いどんな資格か検索してみたところ↓

日産「無資格検査」を誘発した、時代遅れの国交省の認証制度

「通達」で定められた有資格者による検査については、有資格者に、どのような技能が求められるかは明確に定義されていない。資格は国などの公的機関が認めたものでもないし、高度なテクニックを有しているわけでもない。「能力をもった人を会社が指名する」といった程度である。

従って出荷停止は国内向けのみ。海外向けは有資格者による検査自体求められていないそうです。

確かにルールを無視していたこと自体は非難されて然るべきかもしれませんが、無資格者による検査ばかりが独り歩きしていてその資格者による検査をしていなかった場合どのような不都合が起こるのか?などについて触れている報道はあまり目にしませんね(私が知らないだけかもしれませんが)

記事でも触れられていますが、現場レベルではほぼ必要のない検査なのであればルールを無視して運用するのではなく(なあなあ、暗黙の了解みたいな)きちんと廃止の要請を業界レベルでやれば良かったのではないでしょうか。
もしかすると廃止の要請をしていたのかもしれませんが官僚的思考だとなかなか廃止させることができなかったのかもしれませんが。
昨今の企業の不祥事とは若干毛色が違いますが、ルールを敢えて無視して運用する、といった点は結局根っこの部分は同じなのかもしれませんね。




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