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Burn the bridge behind you




寂れた場末の映画館で平日の夕暮れ時に見たい映画~セキュリティ

   

最近は映画館もシネコンばかりで、街中に趣のある(ボロいとも言う)映画館が少なくなりました(この地方はほぼ壊滅)。
昔の映画館は入れ替えなしで一日中見放題だったので、時間つぶしに映画でも見ようと、タバコ屋さんなんかで前売り券を買って(既に公開中ですが何か)ふらっと映画館に入り、けだるい感じで大して興味もない映画を見る。
大体2本立てですから(時には3本立てとかどんな割引セールでしょうか)1本はメジャー作品、もう1本はB級。
そのB級に意外と記憶に残る作品があったりして(期待せずに見るので余計面白く感じるのかも)儲けもの感が。
世の中の評価というものがいかにあてにならないのか(そもそも映画とか音楽とか個人の好みですし)、というか自分の感覚が世の中といかにずれているのかはブログを書いていてもコメント一つないことからも証明済み 笑

そんな暇つぶしに最適な映画「セキュリティ」。かのアントニオバンデラスが主演ですし、ベンキングスレーも出ているからB級とは言えないかもしれません。

退役軍人で1年も仕事がないバンデラスさん。ようやくショッピングモールの夜警の仕事にありつきます。
そこで出勤初日に巻き込まれるお話です。
証人として証言する予定の少女がショッピングモールに逃げ込んできます。少女を移送していた連邦保安官たちは襲撃されてあっさりと全滅していました。
夜警のバイトリーダーみたいなチャラ男や、二日酔いで出勤早々ベッドに倒れこむ女など第一印象はなんだかいけすかない連中が少女を命がけで悪の手先から守ります。
赤の他人の少女の為に命をかける、という設定に納得がいかない人はまったくもって受け入れられない映画となるでしょう。
ここは設定として割り切るのが肝要。割り切るのが映画のこの手のB級映画の楽しみ方かもしれません。
一番いけすかなかったバイトリーダーのチャラ男が俄然いい人に変貌してこういうのは意外に見ているものを感情移入させてくれます。
バイトリーダーチャラ男の指揮権がバンデラスに平和的に移譲されます。
バンデラスの作戦はとにかく警察やFBIがくるまで時間稼ぎをするという現実路線です。都合のいいことに爆弾作りができるバイト君や弓を扱える女子もいます(ほぼ役に立ちませんが)。
そんな感じで話は展開します。この手の映画ですと仲間の裏切りなどにあいそうですが、実にシンプルに話が進みます。
逆にこれが分かりやすいカタルシスにつながっているもよう。
あるくたびれた男のある一日の非日常的な出来事。人生の一部分を切り取り一人の人間の生きざまを垣間見る事ができるのが映画のだいご味の一つでしょう(この映画がそうとは言ってませんよ)。

期待を胸に映画館まで足を運ぶほどではないが、深夜にテレビで放送されていて見る分にはちょうどいい(映画館よりハードルが下がってしまいましたが)そんな映画。






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