交通裁判所に出頭して否認してみた件

      2020/10/26

交通裁判所への出頭について警察から電話

先日、警察から携帯に電話がありました。交通反則金の未納の件についてです。
物凄い丁寧な口調で嬉しくなりました笑
交通裁判所に出頭しますということを伝えて、わざわざ有難うございましたと言っておきました。お互い社会人です、敬意を持って接する人には敬意を持って接するものです。
中には下手に出てるのをいいことに上から目線の対応をする人がいますが、そういう人にはそれなりの対応をしましょう。
相手が強気にきていると、通常の人は引いてしまいます。ひるんでいるとそういう輩はそれを見逃しません。更に輪をかけて畳みかけてくること必至です。
従って、毅然とした態度で、言葉づかいは丁寧、しかし主張すべきところは冷静に主張することが肝要でしょうね。

話を元に戻します。

本日交通裁判所に出頭してきました。ネット上の情報では呼び出された人で結構あふれかえっている、ということだったのですが数人しかいませんでした笑
ここは超ド級の田舎だからでしょうか?違反をする人が少ないということもありましょうが、青キップで反則金未納で呼び出しという人はほとんどいないのだと推測。田舎の人ほどこういった事には物凄い従順ですよね。いい意味でも悪い意味でも。

交通裁判所とは略式手続を行うところ

そもそも交通裁判所って何?って話から始めないといけませんね。
端的に言うと、交通裁判所とは交通違反をして、主に罰金で済みそうな事案について略式裁判で罰金刑を言い渡してその日で落着させようとするものですね。
略式裁判とは正式には略式手続というようですが、
1.簡易裁判所の管轄に属する事件であること。
2.100万円以下の罰金又は科料を科しうる事件であること。
3.略式手続によることについて、被疑者に異議がないこと。
つまり比較的軽微な交通違反で、違反したことについて異議がないことが条件になります。

交通裁判所に出頭しなさいという通知にはこういった事は書かれていません。変な話ですよね。一体何をするか分からないのに出頭させられるわけです。ちなみにこの出頭は任意となっていますので出頭しなくてもいいです。
では、出頭しないとどうなるか?
ネット上の情報を総合すると再度警察から呼び出しがあるとか、検察から呼び出しがあるらしいですが、要するに起訴するかどうかを決める為に事情聴取をする必要があるということでしょう。
※追記
また、別記事にも書いていますが否認して反則金を納めるつもりがなくても逮捕の口実を与えない為に出来るだけ出頭したほうがいいように思います。

交通裁判所での流れ

さて、では違反したことを認めないとどうなるでしょうか?私の場合ですね笑

電話で聞いた時には8時半~受け付けをして先着順なので早めに来た方がいいですよ、とのことでしたが結局9時ちょっと前につきました。
裁判所には立て看板のようなものに赤キップが張りつけてあり案内が分かりやすくしてありました笑
窓口までたどり着くと赤キップは?みたいなことを聞かれましたが、赤キップじゃねーし、とは言わずにいや自分青ですけど、みたいなやりとりをしつつ、なぜかすぐに私の名前が判明し、「今日払えそうですか?」みたいなことを聞かれましたが、ここで払う気なら最初から払ってるし、とは言わずに「いや自分は正式裁判で」と既に待っている人の目の前で大声張り上げました。
すると、担当の警察官が(そうです、ここは裁判所の中の警察官詰所です。普通に警官の制服きてます)ちょっと面喰ったようなご様子でしたね。お手数かけてすいません。

流れとしては、警察官が交通違反の事実を確認して、それに異議がなければ略式で本日検察官、裁判官と最終的に罰金の判決がでるという感じですね。通常は・・・

交通裁判所で正式裁判を申し出る

少し待つと部屋に呼ばれますが、2人いっぺんに呼ばれて、しきりも何もないところで事情がきかれることになります。(そうです、プライバシーなど微塵もありません、犯罪者に人権なしです笑)
お隣の人はあっさりと罪を認めているもようです。
担当の警察官が、でも違反したときにサイン云々でなぜ今頃?という願ってもない前ふりをして頂いたので、サインは絶対しなきゃいけないみたいに言われたのでサインした旨を淡々と供述したところ、担当の警察官の顔が若干曇ったのを見逃しませんでした。
一通り供述し終わって、署名と指印を押しました。(供述書自体はめっちゃ簡単です、ボールペンでわら半紙みたいなのに間違いを棒線で訂正しながら書いていますから改ざんしようと思えばし放題のようです)
てっきりこれから検察官からの聴取があると思いましたが、後日検察官から連絡があるだろうということであっさりと帰されてしまいました。
ものの30分弱。警察官としても否認するとはまったくもって思っていなかったでしょうね。お手数かけてすいません。

余談ですが、出頭していない被疑者がいたようで電話をかけて確認していました。ただ、この雪なので場所的に(恐らく山間部でしょう)本当に来れないのかも?ということで聴取をしに行こうか?みたいなことを言っていました。なんと、わざわざ聴取に自宅までくるということをこの暇な地方ではやるようです。

ネット上の情報では青キップの違反の場合は99%不起訴、みたいなことが書かれてありますが一概には言えないように思います。
だって、ヒマなんですよ笑わざわざ聴取しにきてくれるんですよ、いい迷惑ですけど笑

警察がヒマなら検察も暇でしょう、暇つぶしに起訴・・・あると思います!笑

さて、今回私がなにゆえ反則金を払わなかったかというと、
一時停止違反の判断は微妙である
そもそも軽微な交通違反を犯罪として取り締まるのはどうか?
違反は違反だとしても警察官の現認だけが証拠はどうか?
サインは絶対しなきゃいけないと嘘を言ってサインさせるやり方はどうか?

以上の観点から、これは反則金を払わずに正式裁判にして貰って、少なくとも現場の警察官が適当な事を言って反則切符にサインをさせている事があるということを白日のもとに晒すべきだろうと考えたからです。
この際、私が有罪になるかどうかはどうでもいい話で(有罪になっても罰金刑で多分1万円程度)実際に裁判になったときに現認した警察官が裁判所に証人として出廷させられるだけでもちょっとした仕返しになるでしょう。
私が供述したことはきちんとした供述調書として書類送検されるのは確実であり、その供述の中に警察官が違法な事をしているという供述があるわけで、検察官から現認した警察官に確認がいくだけでも警察官には相当なプレッシャーではないでしょうか。
現実に裁判になれば警察官としてはそういう事実はないで押し通し、裁判所もそのように認定するでしょう。警察官うそつかない、が裁判所の考え方ですから録音などの証拠がない限り100%こちらの負けでしょうが。
しかしながら、この現認した警察官は当然上司から確認されるでしょうし、この場を乗り切ったとしても今後の取り締まりにおいて少しは今回の事を踏まえてより慎重になるのではないでしょうか。
ほとんどの人がこういった違法なやり方を認識しても泣き寝入りしているのが現状であり、それを繰り返しているからこそ現場の警察官も多少強引な、或いは違法なことであっても誰も文句言わないから大丈夫とタカをくくって現状に甘んじてしまうのではないでしょうか?
やはり、おかしいことはおかしいと主張すべきところは主張すべきなのではないでしょうか?
そういう意味でも今回はあえて反則金を払わなかったわけであります。

今後検察から連絡がくるかどうか?また、経過報告致します。

※追記
あれから3週間ほどたちますが、何の音沙汰もないですね。もう少し待ってみようと思います。不起訴処分になってもいちいち連絡がくるわけじゃなくてこっちから確認しないといけないみたいですからね。
下手にこっちから電話して、寝た子を起こした感じになってもミイラ取りがなんとやらですからほとぼりが冷めた頃を見計らいましょう笑

反則金を未納すると検察から呼び出される

※追記
先日検察庁から呼び出しの手紙がきていました。
多分嫌がらせですね笑
恐らくほぼほぼ呼び出しがかかるものと思われます。
勿論ちゃんと出頭しますよ。暇ですから笑※検察の出頭要請を無視すると逮捕されても文句は言えなくなりますので出頭しましょう。出頭しておけば身柄を拘束されることはほぼなくなります→検察に行ってきた話




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