クラウドワークスは地雷ワーカー紹介所なのか

   

ランサーズ、クラウドワークス、シュフティなどのアウトソーシングの評判を検索するとだいたいワーカー側、登録して仕事を請け負う側の感想が多いですよね。
私は主に仕事を発注する側ですので仕事を発注する側の率直な感想を書きたいと思います。当然個人の主観に負うところが大きいですが出来るだけ客観的に書きたいと思います。
特に今回はランサーズとクラウドワークスの比較というか、ランサーズ、ワーカーズと言われる仕事を実際にやっていただく方についての発注者目線での感想になります。

まず、ランサーズとクラウドワークス双方に登録している方が大多数だと思われます。従ってその質は結局のところ同じになるのではないか?と思いましたが明らかに違いがあります。
同じような案件の募集をかけてみると、応募する際のコメント、質問、レスポンスの時間、その応答の質などに明らかに差がありました。
端的にいうと、クラウドワークスはレスポンスがない方が多い。例えば応募に対する断りを入れる場合、私は一応全員に連絡していますがランサーズはそれに対しての返答というのがほぼ全員ありましたが、クラウドワークスはそれに対する返答がない方が多かったです。
これはこれで支障はないわけですが、こういった傾向は色んな面で影響しているようです。

また、質問などがある場合や見積もりを出す際も、いきなり「まずは、仕様書を見せて下さい」「○●●はどうなっていますか?」など基本的な挨拶もなかったり、技術的には疎いのでその点を踏まえてと断りを入れているにもかかわらず専門用語を使って質問があったりします。
専門用語などはググれば分かりますが、言葉の問題ではなく作業する上でこういう面でこういうことが必要だから、この点について教えてほしい、などといった知りたい理由や必要な背景などを一言説明して貰わないとこちらとしては返答に困る場合があります。
技術屋さんだったら恐らくすぐに意思疎通できるんだろうな~質問に質問するのもなんだかな~なんて思うわけです笑

このあたりはクラウドワークスに限らずランサーズさんも同じようなもので、業界の人にとってはある程度常識化している部分を前提として話が進む部分がありますのでどこから説明しなければいけないのか?HTMLから説明しろというのか?という話になりますのであまり強くは言えない部分ではありますが、言葉の説明が欲しいのではなくもう少し具体性をもって連絡してほしいわけです。

要はコミュニケーションの問題ですよね。例えば成果物を納品する際も納品させて頂きました、ご検収をお願いします、何かございましたらご連絡下さい、で十分な場合と、補足説明や今後どういう対応が必要かなど、申し送り事項が必要な場合もあるはずです。
もらったものを見ただけでチェックできる場合もあればプログラミングなどは実際に動かす必要もあったりしますし、クラウドワークスのようにマイルストーン払いといって仕事の段階に応じて一旦報酬を払うシステムですと一旦検収が必要になりますが、その段階ではまだ完全なる完成品ではないので、そうなるとどこからどこまで実際に動くのかとか説明して貰わないと分かりません。

以前サイトに組み込むスクレイピングシステムを発注しましたが、スクレイピングシステムの実装処理が1回目の納品、2回目でサイトに実際に組み込むというマイルストーンで契約でした。
1回目の納品がすんだという連絡がありましたが、2回目の連絡がなかなかありません。すでに納期は過ぎていたので連絡してみると1回目の検収をしないと2回目にはすすまないということで(この時点で先方も催促くらいすればいいとは思いますが)、それは仕方ありませんがプログラムしたものをアップしただけの状態で検収と言われてもどうすればいいのかよく分からずに質問してみると
データを見たらスクレイピングされていることが分かるし、プラグラムを実際動かせば分かる、1回目の納品はスクレイピングシステムの実装処理なのでそれで検収してくれとのことで、まあそう言われると確かにそうだな笑
とは思いましたが、プログラムってどうやって動かすのだろうか?笑
でもデータを見たらと言われても膨大な量のデータを全部見なきゃいけないのか?
取得したデータを形成して吐き出す形は見れないな、いやそれも実際に動かしたら見れるんだろうな・・・
なんかプログラム動かせる前提で話がすすんでいたのか・・・ネットって怖い笑
マイルストーン払いを軽く見ていたな笑と。

先方からすると「今更何言ってんだこいつ?w」みたいになっているかもしれませんが。

また、仕様書があるのでそれを添付して送るとそれとは違ったやり方に固執する、質問があったので第三者に問い合わせまでして得た情報が実は早急に必要のない情報だった、とか。結果的には成果物自体にはなんの支障もないかもしれませんがこんな方たちとは継続して仕事をしたいとは思わないでしょう。こういう細かいことって通常の会社関係の取引でもそうですがイチイチ指摘したりしませんよね。いくらこういうことが頻発しても会社間の取引だと担当者個人の一存で取引をやめる、なんてことはできません。実際きちんと納品されているわけですし。
こんなことが多いのはクラウドワークスのほうでした。

また、質問があったのでそれに対して返答しても何の音沙汰もない人がクラウドワークスは多かったです。この一因はクラウドワークス上でのメッセージのやりとりには未読、既読がつかないことがあるのかと思います。

要求は高いのに報酬は少ない、地雷クライアント紹介所みたいに言われますが、その逆も結構あると思われます。
会社関係での取引のほうが総じて報酬は高くなるわけですが、それは単に成果物をきちんと納品するだけにとどまらない部分があるということを忘れてはいけないと思います。

ライティングやホームページの作成などは納品して終わり、でもいいかもしれませんが、プログラム、システムがらみのものだと納品して終わりだとやはり不安です。安く買いたたいている面もあるかもしれませんが、色んな面を省いて安く請け負っているという面もあろうかと思います。

いずれにしてもきとんとしたサイトを構築し、その後運営していこうと思っていてコスト削減のためにクラウドソーシングを利用する場合は慎重になさったほうがいいでしょう。法人もクラウドソーシングを利用して業務を請け負っているところもありますのでコストは上がるかもしれませんがそういったところを利用したほうがいいかもしれません。

私のように安物買いの銭失いにならないように笑




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